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【美容外科医が解説】二重埋没法が選ばれる理由とは？二重施術の種類と特徴を解説！

二重はそもそも、上瞼に重瞼線というものが入っていることを二重といいます。

なぜ日本ではこんなに二重術が広まっているか？
それは、日本人は重瞼線がしっかりと入っていない人の比率が欧米人と比べて高いこと、二重じゃないと可愛くなれないみたいな言説が広まっていること、さらに人中短縮や鼻中隔延長といった手術に比べて二重術という施術の知名度の高さ、そして大手を含めて様々なクリニックがたくさん広告を打っているからが理由として考えられます。

二重術といっても埋没法、切開法といったやり方に分けられますが、行われる施術の殆どが埋没法です。
切開法は皮膚を大きく切開し、その切開創の中から内部の処理を行い、二重にする方法を指します。
埋没法は皮膚にごくわずかな切れ込みを入れる、もしくはそれすら行わずに、糸を通すことで、瞼の皮膚側と裏側をくっつけるやり方を指します。

切開をしてしまうと、万が一幅が気に入らないなどのトラブルが生じた場合に、修正にはかなりの困難がつきまといます。
それに比べて埋没法は切開法に比べて取れやすいということが唯一のデメリットとして考えられます。しかし、このデメリットが良いように作用する場合もあり、どんなに気に入らなくても取れてしまえばもとに戻るということが非常に良い作用をもたらす場合もあります。
そのため、腫れたりといったダウンタイムの少なさ、修正の容易さなどから初回の患者さんは、仮に瞼が分厚いなどの埋没に向かない条件があったとしても、ほぼ埋没法を選択するかと思います。

埋没法の種類として、当院では
２点どめ：表側から、2点で留める方法
自然癒着法：表側から、線で留める方法
シークレット：裏側から、線で留める方法
を採用しております。

リスクの違いや、取れやすさの違い、ダウンタイムの違いや料金の違いがあるので、患者さんのニーズに合わせた術式を選択します。

また、埋没をするか悩んでいる方は、アイプチやアイテープをしている方が多いです。しかし、これらのアイプチやアイテープはまぶたの皮膚を伸ばしてたるみを作る原因になったり、皮膚をかぶれさせる可能性も高いです。そうしたアイプチやアイテープを長年されていた方は、仮に埋没を行っても理想の二重になりにくいケースも多くなるので、早急にやめていただいた方がいいです！