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小顔

小顔整形の最新事情とリスク事例から学ぶ安全対策

顔を小さく見せる美容医療の最前線とリスクマネジメント:専門医が解説する小顔整形のすべて

 

目次

  • ・小顔整形の基礎知識と人気の理由
  • ・小顔治療の種類とアプローチ
  • ・各術式の詳細とリスク
  • ・外部報告されたリスク事例
  • ・リスク回避のためのチェックポイント
  • ・デザインの重要性とカウンセリングの流れ
  • ・まとめ:理想の小顔を手に入れるために

 

小顔整形の基礎知識と人気の理由

「小顔」は現代日本、そして東アジアの美容トレンドにおいて非常に重視される要素です。顔が小さいと、全体的なプロポーションが良く見え、若々しさや繊細さ、清潔感を印象付けることができます。特にSNSや動画配信の普及により、顔の輪郭やパーツのバランスがこれまで以上に注目されるようになりました。

小顔整形とは、顔の骨格・筋肉・皮下脂肪・皮膚など様々な組織にアプローチすることで、顔をより小さく、シャープに見せるための美容医療・外科的施術の総称です。エステやセルフケアでは限界がある一方、医療技術の進化によって、より確実に、そして自然に「小顔」を実現することが可能になりました。

小顔整形の人気の背景には次のような理由があります。

  • ・顔が小さいと全身のスタイルが良く見える
  • ・写真映えや動画映えが良い
  • ・時代の美的価値観(Vライン・卵型・逆三角形など)への適応
  • ・加齢とともに出てくる輪郭のたるみや丸みを改善したいニーズ

一方で、顔の骨や筋肉、神経、血管が密集している部位であるため、施術には高度な専門知識と経験が必須となります。

 

小顔治療の種類とアプローチ

小顔整形に該当する治療は大きく分けて「非手術的アプローチ」と「外科的アプローチ」に分類できます。それぞれの特徴と適応について解説します。

 

非手術的アプローチ

  • ・ボツリヌストキシン注射(エラボトックス):咬筋に注射し、筋肉を縮小させることでフェイスラインを細くする。
  • ・脂肪溶解注射(メソセラピー):顔の脂肪を減らし、シャープな輪郭を作る。
  • ・HIFU(高密度焦点式超音波):皮膚や皮下組織を引き締め、たるみを改善。
  • ・糸リフト:特殊な糸を皮下に挿入し、頬やフェイスラインを引き上げる。

非手術的アプローチはダウンタイムが短く、比較的気軽に受けられる一方、効果の持続期間や適応範囲に限界があります。

 

外科的アプローチ

  • ・骨切り術(下顎角形成術・オトガイ形成術・頬骨弓削りなど):骨格自体を小さく整える。
  • ・バッカルファット除去術:頬内部の脂肪組織を摘出し、シャープなラインに。
  • ・フェイスリフト/ミニリフト:皮膚やSMAS(表在性筋膜系)を引き上げてたるみを解消。
  • ・脂肪吸引(頬・顎下):皮下脂肪を直接吸引し、フェイスラインを整える。

外科的アプローチは根本的な変化が得られる反面、リスクやダウンタイム、手術の難易度が高くなります。

 

各術式の詳細とリスク

 

ボツリヌストキシン注射(エラボトックス)

咬筋(エラの筋肉)にボツリヌストキシン製剤を注射することで、筋肉の収縮を抑え、筋肥大を改善します。施術時間は5分程度、ダウンタイムはほぼありません。効果は2〜6ヶ月持続し、定期的な注射が必要です。

【主なリスク・副作用】

  • ・左右差や表情の違和感
  • ・過剰注入による咬筋の萎縮と頬のこけ
  • ・注射部位の腫れ・内出血
  • ・まれにアレルギー反応

【外部リスク事例】

  • ・過剰な投与による顎関節症状の悪化
  • ・頬がこけて老けて見えるようになったとの報告

【回避策】

  • ・解剖学的知識を持つ医師による適切量・適切部位への注入
  • ・施術前の表情筋の動きや咬筋の発達具合の詳細な診察

 

脂肪溶解注射(メソセラピー)

脂肪細胞を溶解・分解する薬剤を局所注射し、部分痩せを実現します。1回の効果は限定的ですが、繰り返し行うことで輪郭が引き締まります。

【主なリスク・副作用】

  • ・腫れ、内出血、圧痛
  • ・効果の個人差、左右差
  • ・アレルギー反応

【外部リスク事例】

  • ・誤注射による神経損傷(顔面神経麻痺)
  • ・過度な注入で皮膚のたるみ増悪

【回避策】

  • ・適切な注入層と部位の選択
  • ・薬剤の成分と安全性の確認

 

HIFU(高密度焦点式超音波)

皮膚・皮下組織・SMAS層をターゲットに超音波を照射し、リフトアップ・タイトニング効果を得ます。施術後すぐに日常生活が可能で、1回でも効果を実感しやすいですが、半年〜1年ごとの継続が必要です。

【主なリスク・副作用】

  • ・照射部位の腫れ、赤み
  • ・神経障害(麻痺やしびれ)
  • ・熱傷、色素沈着

【外部リスク事例】

  • ・顔面神経の熱損傷による一時的な運動麻痺
  • ・皮膚の瘢痕や火傷

【回避策】

  • ・エコーなどで解剖学的位置を確認しながら施術
  • ・適切な出力・照射深度の選択

 

糸リフト

特殊な糸(吸収性/非吸収性)を皮下に挿入し、頬やフェイスラインを引き上げます。腫れや内出血は1週間程度で収まることが多いです。半年〜2年程度の効果持続が期待できます。

【主なリスク・副作用】

  • ・腫れ、内出血、感染
  • ・糸の露出、皮膚の凹凸
  • ・効果の左右差、糸のたるみ戻り

【外部リスク事例】

  • ・糸が皮膚表面に浮き出てくる露出例
  • ・嚢腫形成や慢性炎症の報告

【回避策】

  • ・皮膚の厚みや挿入層の見極め
  • ・感染予防(無菌操作、術後管理)の徹底

 

骨切り術(下顎角形成術・オトガイ形成術・頬骨弓削り等)

顔面骨の一部を切除・削ることで根本的な輪郭改善を行います。術式によってアプローチが異なり、下顎角形成術はエラの角を、オトガイ形成術は顎先を、頬骨削りは顔幅を細くします。全身麻酔下で行い、ダウンタイムは2〜4週間です。

【主なリスク・副作用】

  • ・出血、感染、血腫形成
  • ・顔面神経損傷、知覚麻痺
  • ・輪郭の左右差、骨の段差
  • ・傷跡、開口障害

【外部リスク事例】

  • ・下歯槽神経損傷による下唇〜顎の知覚麻痺(数ヶ月〜永続)
  • ・顔面非対称の増悪、咬合不全の報告
  • ・大量出血や気道閉塞による重篤な合併症事例

【回避策】

  • ・術前3D画像診断やシミュレーションの活用
  • ・解剖学的ランドマークの厳密な確認
  • ・経験豊富な医師・チームでの手術

 

バッカルファット除去術

頬内部の深層脂肪(バッカルファット)を口腔内から摘出し、頬の下部をシャープに見せる方法です。20〜40代の比較的皮膚の弾力がある方に向いています。

【主なリスク・副作用】

  • ・局所の腫れ、内出血、感染
  • ・口内炎、口腔内傷の治癒遅延
  • ・過剰除去による頬のこけ、老化印象

【外部リスク事例】

  • ・顔面神経(頬骨枝)損傷による表情障害
  • ・唾液腺損傷による唾液漏出や腫脹

【回避策】

  • ・適切な除去量と解剖学的構造の把握
  • ・術後の口腔ケア、定期的なフォローアップ

 

フェイスリフト・ミニリフト

皮膚とSMASを切開して引き上げることで、たるみ・輪郭のもたつきを根本的に改善します。切開範囲や深さは症状・年齢により異なります。

【主なリスク・副作用】

  • ・傷跡、腫脹、皮膚壊死
  • ・顔面神経損傷
  • ・血腫形成
  • ・左右差、引きつれ感

【外部リスク事例】

  • ・耳下腺管損傷による唾液漏出
  • ・創部感染や瘢痕肥厚

【回避策】

  • ・詳細な術前シミュレーション
  • ・血流・神経走行の把握
  • ・術後も長期的な経過観察

 

脂肪吸引(頬・顎下)

頬や顎下の皮下脂肪をカニューレで吸引し、フェイスラインを細く整えます。小範囲の場合は局所麻酔で可能。術後は腫れやむくみが1〜2週間続きます。

【主なリスク・副作用】

  • ・腫れ、内出血、感染、左右差
  • ・皮膚のたるみ増悪
  • ・神経損傷、脂肪の取り過ぎによる凹凸

【外部リスク事例】

  • ・顔面神経下枝損傷による運動麻痺
  • ・皮膚の拘縮・瘢痕形成

【回避策】

  • ・吸引範囲や深度の厳密なコントロール
  • ・術後の圧迫固定・経過観察

 

外部報告されたリスク事例

美容外科学会や各種報道、患者アンケートで報告された小顔整形に関するリスク事例をまとめます。

  1. 1.骨切り手術後の大量出血・気道塞栓による救命救急搬送
  2. 2.咬筋ボツリヌストキシン注射後の咀嚼障害・顎関節症状の増悪
  3. 3.糸リフト後の慢性炎症・糸露出による再手術
  4. 4.脂肪吸引後のフェイスラインの凹凸・拘縮
  5. 5.脂肪溶解注射による顔面神経麻痺
  6. 6.バッカルファット除去後の頬のこけ・老化印象の増悪
  7. 7.HIFU照射後の皮膚熱傷・顔面神経損傷

これらの事例は、「解剖学的知識の不足」「過剰な施術」「術前評価の不十分さ」「アフターケアの不徹底」などが主な原因とされています。小顔整形は見た目の美しさの追求だけでなく、「機能の保持」や「安全性の確保」が最重要です。

 

リスク回避のためのチェックポイント

安全に小顔整形を受けるためには、患者さん自身が情報をしっかりと得て、医師と十分にコミュニケーションを取ることが不可欠です。以下のポイントを必ずチェックしましょう。

  • ・医師の経歴・専門分野・施術実績を確認する(専門医資格・日本美容外科学会認定等)
  • ・術前カウンセリングで自分の顔の骨格・筋肉・脂肪の状態を評価してもらう
  • ・リスク説明(合併症・後遺症)、アフターケア体制について丁寧に聞く
  • ・無理なデザインや過剰なアプローチを希望しない(不自然な症例写真に注意)
  • ・複数のクリニックで意見を聞き、納得できる医師を選ぶ
  • ・術後に異常を感じたら早めに医療機関へ相談する

また、顔の解剖学的構造は個人差が大きいため、万人に同じ施術が適応できるわけではありません。自分だけのオーダーメイドプランを立ててもらうことが重要です。

 

デザインの重要性とカウンセリングの流れ

小顔整形で最も大切なのは「顔全体のバランス」と「自然な仕上がり」です。「小さければ小さいほど良い」という極端な美意識はリスクを高め、不自然な印象を与えることもあります。

カウンセリングでは、次のような流れでデザインを検討します。

  1. 1.希望やコンプレックスのヒアリング(どこをどうしたいか)
  2. 2.骨格・筋肉・皮膚・脂肪の診察と写真撮影
  3. 3.3Dシミュレーションや症例写真を用いたデザインの共有
  4. 4.予想される変化の説明とリスク説明
  5. 5.最適な施術プランの提案(複合治療のパターンも)
  6. 6.術後ダウンタイムや生活上の注意点の説明

特に外科的手術の場合、「骨格を削る量」「筋肉や脂肪をどの程度減量するか」「皮膚のたるみをどう処理するか」など、数ミリ単位の調整が仕上がりを大きく左右します。理想の芸能人やモデルの写真を持参するのも良いですが、あくまで「自分の顔に合った自然な小顔」を目指すべきです。

 

まとめ:理想の小顔を手に入れるために

小顔整形は、医学の進歩により多様な選択肢と高い安全性が実現しつつありますが、リスクがゼロではありません。外部報告事例でも、骨切りや注射、糸リフトなどすべての施術で合併症や後遺症の可能性が示されています。

最も重要なのは「専門性の高い医師選び」と「無理のないデザイン」、そして「十分な説明を受けて納得すること」です。美しさと機能性、安全性を両立させるため、患者さん自身も積極的に情報収集し、自分に本当に合った治療法を選択してください。

最後に、小顔整形は「人生を変える」ほどの大きな決断です。焦らず、信頼できる医師と二人三脚でじっくりとゴールを目指しましょう。

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