NEWS
更新情報
豊胸
豊胸手術後のダウンタイムと回復期間の実際
乳房増大術後のダウンタイムと回復プロセスに関する詳細ガイド
目次
- ・豊胸術別のダウンタイム比較
- ・術式ごとの痛み管理法
- ・術後経過と患者指導
豊胸術別のダウンタイム比較
乳房増大術には主にシリコンインプラント挿入術、自己脂肪注入法、ヒアルロン酸注入法が存在します。各術式の侵襲度や組織損傷の範囲によって、ダウンタイムや回復期間が大きく異なります。
- ・シリコンインプラント:術後48時間以内が急性期で、腫脹・疼痛のピークは術後24〜48時間。ドレーン留置例では3日以内に抜去。筋膜下法と大胸筋下法では、後者のほうが筋肉痛様の痛みが長引く傾向。
- ・脂肪注入:脂肪吸引部位の挫傷・内出血と移植部位の腫脹が出現。吸引部位の圧迫固定は術後1週間程度必要。
- ・ヒアルロン酸注入:最もダウンタイムが短く、腫脹や内出血も軽度で2〜3日で軽快。
術式ごとの痛み管理法
シリコンインプラント挿入術では、特に大胸筋下法の場合、術後の筋痛に対してNSAIDsやアセトアミノフェン、場合によりオピオイド系鎮痛薬を術後2〜3日処方します。
脂肪注入では、吸引部位の疼痛管理が主となり、リドカイン含有局所麻酔の持続効果と経口鎮痛薬が推奨されます。
ヒアルロン酸注入の場合、術直後から軽度の違和感や圧痛が主体で、鎮痛薬が不要なケースがほとんどです。
術後経過と患者指導
シリコンインプラントでは術後1週間は非吸収糸による固定やテーピングを行い、上肢挙上や過度な運動は2週間程度制限します。
脂肪注入では、吸引部位への外力回避と、注入部の過度なマッサージは厳禁です。定着率向上のため、過度な圧迫や温熱療法も避けます。
ヒアルロン酸は術後の特別なケア不要ですが、局所の腫脹やしこり形成には注意が必要です。
いずれの術式でも感染徴候(発赤、熱感、疼痛増強)があれば迅速な再診を指導します。