盛岡院
盛岡院フォーム予約
盛岡院 LINE 予約
吉祥寺院
吉祥寺院フォーム予約
吉祥寺院LINE予約
instagram
youtube
tiktok

NEWS

 

更新情報

豊胸

豊胸術のダウンタイムと回復を徹底解説:術式別の詳細と実際の経過

豊胸手術後の回復プロセスとダウンタイムの全貌:術式ごとの特徴・管理・症例から学ぶ

 

目次

  • ・豊胸術の概要と分類
  • ・インプラント挿入術(バッグ法)のダウンタイムと回復経過
  • ・脂肪注入法のダウンタイム・痛み・合併症リスク
  • ・ヒアルロン酸注入法の特徴と短期的回復
  • ・術後の痛み管理と鎮痛戦略
  • ・術後の過ごし方と日常生活への復帰目安
  • ・術後トラブル・合併症とその対応例
  • ・症例にみる実際のダウンタイムと経過
  • ・回復を早めるためのセルフケア・医療的アプローチ
  • ・まとめ:術式選択と個別対応の重要性

 

豊胸術の概要と分類

豊胸術(Breast Augmentation)は、乳房の体積・形態を改善するために行われる美容外科手術です。近年の美容外科学的進歩により、患者の希望や体格、ライフスタイルに合わせて多様な術式が選択できるようになっています。主な術式は以下の3つに大別されます。

  • ・人工乳房(インプラント)挿入法(シリコンバッグ、コヒーシブシリコンジェルバッグなど)
  • ・自家脂肪注入法(採取脂肪の遠心分離・精製後注入、マイクロファット・ナノファット技術など)
  • ・ヒアルロン酸注入法(非永続的なボリュームアップ、限局的な増大)

それぞれの方法で使用する材料・解剖学的アプローチ・侵襲度・合併症リスク・ダウンタイム(Downtime:社会復帰までの期間)に明確な違いがあります。本記事では、各術式のダウンタイムや回復過程を専門的観点から詳細に解説します。

 

インプラント挿入術(バッグ法)のダウンタイムと回復経過

 

術式概要とアプローチの違い

インプラント挿入術は、シリコンまたは生理食塩水充填バッグを乳腺下あるいは大胸筋下に挿入する方法です。代表的な切開アプローチは以下の通りです。

  • ・乳房下縁切開(IMFアプローチ):乳房下皺襞部を3〜4cm切開
  • ・腋窩切開:腋窩部の小切開よりアプローチ
  • ・乳輪周囲切開:色調の変化を利用した傷のカモフラージュ

バッグの挿入位置は「乳腺下法」と「大胸筋下法」が主流であり、それぞれにダウンタイムや痛み、合併症リスクが異なります。

 

ダウンタイムの実際:期間ごとの経過

インプラント挿入術のダウンタイムは、手術侵襲度や個体差、挿入法により前後しますが、一般的な経過は以下の通りです。

  1. 1. 術直後〜48時間
    • ・強い圧迫感・疼痛が出現。特に大胸筋下法では筋膜・筋繊維の展開による痛みが顕著。
    • ・ドレーン留置(血腫・漿液腫予防)の場合、24〜48時間で抜去。
    • ・術翌日より離床、軽い歩行が可能。
  2. 2. 術後3〜7日
    • ・腫脹・内出血斑(エクモーシス)がピーク。疼痛は徐々に軽減するが、体動や深呼吸で違和感が残る。
    • ・抜糸(ナイロン・プロリン等非吸収糸使用時)は5〜7日目。
    • ・シャワー浴は患部の状態次第で術後2〜3日目から許可。
  3. 3. 術後1〜2週間
    • ・腫脹・変形が目立たなくなり、疼痛もコントロール可能なレベルに。
    • ・徐々に日常生活への復帰が可能だが、上肢の挙上・重労働は制限。
    • ・インプラント周囲の被膜形成(カプセル化)が始まる。
  4. 4. 術後1ヶ月〜3ヶ月
    • ・被膜の成熟、形態の安定化が進む。
    • ・運動制限解除は術後1ヶ月前後を目安。
    • ・瘢痕形成の経過観察・ケロイド体質では追加処置検討。

全体のダウンタイムは「普通の生活に戻るまで約1週間、運動や重労働まで1ヶ月」が一般的指標です。ただし、被膜拘縮リスクや感染徴候などの合併症出現時は経過が延長します。

 

術後管理のポイント

  • ・創部圧迫固定(テーピング・弾性バンド使用)は2週間程度継続。
  • ・抗生剤・鎮痛剤投与のほか、硬膜外ブロックや筋膜内局所麻酔による疼痛コントロールを併用。
  • ・ドレーン管理、感染徴候(発赤・熱感・膿性排液)への注意。
  • ・日常生活復帰の目安は「自転車・車の運転は術後1週間、胸筋を使う運動は術後1ヶ月」。

 

大胸筋下法と乳腺下法の術後経過の違い

大胸筋下法は筋膜・筋組織の切開展開を伴うため、術後2〜3日間は強い筋肉痛様疼痛が出現しやすい一方、被膜拘縮率は乳腺下法より低い傾向です。乳腺下法は疼痛が比較的軽度ですが、乳腺組織の薄い患者では輪郭が浮き出るなどのリスクも考慮します。

 

脂肪注入法のダウンタイム・痛み・合併症リスク

 

術式の解説と注入技術の進化

自家脂肪注入法は、腹部・大腿・腰部などから吸引した脂肪組織を精製し、乳房内に多層的・多点的に注入する手法です。近年はコンデンスリッチファット(CRF)、ピュアグラフト、セルーションシステムなどの脂肪精製技術により、しこりや石灰化のリスク低減・定着率の向上が図られています。

 

ダウンタイムの特徴:注入部と採取部の二重管理

脂肪注入法のダウンタイムでは、注入部(乳房)と採取部(腹部・大腿等)の両方に腫脹・内出血・疼痛が出現します。それぞれの経過を分けて解説します。

  1. 1. 注入部(乳房)
    • ・術直後〜3日:注入脂肪による腫脹・ピンポイント圧痛(脂肪層内の微小血腫)。
    • ・術後1週間:腫脹はピークを越え、内出血も軽減傾向。
    • ・術後2〜4週間:脂肪の一部吸収・壊死過程で硬結や違和感が見られることも。
    • ・術後3ヶ月:定着脂肪が安定し、形態も落ち着く。
  2. 2. 採取部(腹部・大腿など)
    • ・術直後〜3日:腫脹・圧痛・皮下の内出血斑が出現。
    • ・術後1週間:内出血は黄色〜紫色へ推移し、腫脹は徐々に改善。
    • ・術後2〜3週間:皮膚のつっぱり・感覚鈍麻・硬結感(線維化過程による)。
    • ・術後1〜3ヶ月:皮膚の質感改善、違和感の消失。

 

痛みの実感と社会復帰時期

  • ・乳房注入部の痛みは軽度〜中等度(圧痛・違和感)。
  • ・脂肪吸引部の疼痛は「筋肉痛様」で、術後3日をピークに徐々に軽快。
  • ・日常生活復帰は術後3日〜1週間が目安。激しい運動や長時間歩行は術後2週間程度避ける。
  • ・圧迫ガーメント(専用下着)の着用は2〜3週間推奨。

脂肪注入法のダウンタイムはインプラント法に比べて短い傾向ですが、採取部の回復遅延や注入脂肪のしこり形成が遅発的に出現する場合もあるため、長期的な経過観察が重要です。

 

合併症・トラブルとその対応

  • ・注入脂肪の脂肪壊死・石灰化:硬結やしこり形成、超音波検査・MRIで経過観察。
  • ・感染(セルライト炎):発赤・腫脹・熱感増強時は抗生剤投与、重症例では膿瘍ドレナージ必要。
  • ・脂肪塞栓症:極めて稀だが、注入圧・層を厳密管理し予防。
  • ・採取部の皮膚凹凸:線維化予防のためのマッサージ指導、重度例では脂肪再注入やサブシジョンで修正。

 

ヒアルロン酸注入法の特徴と短期的回復

 

施術の概要と対象

ヒアルロン酸注入による豊胸術は、切開を伴わず、局所麻酔下で乳房内に高濃度ヒアルロン酸製剤を注入する手法です。適応は「1カップ程度の増大」「部分的なボリューム修正」に限られます。

 

ダウンタイム・社会復帰までの流れ

  • ・術後の腫脹・違和感は24〜48時間で軽快。
  • ・内出血斑や注射部位の発赤が生じることもあるが、1週間以内に消失。
  • ・痛みは軽度(圧痛・鈍痛程度)、鎮痛薬内服も最小限で済む。
  • ・シャワー・入浴は当日〜翌日より可能。
  • ・激しい運動やマッサージは1週間程度回避。

ダウンタイムは最短で24〜48時間、デスクワークや家事は翌日から可能です。長期的にはヒアルロン酸吸収によるボリューム減少(半年〜2年程度)が避けられません。

 

合併症とその対応

  • ・注入部のしこり(ヒアルロン酸の被膜化):可及的早期にヒアルロニダーゼ分解で対応。
  • ・感染(稀):抗生剤治療、膿瘍形成例では穿刺排膿。
  • ・アレルギー反応:製剤由来の遅発性結節や浮腫に注意。

 

術後の痛み管理と鎮痛戦略

 

術式別の痛みの特徴とコントロール方法

  • ・インプラント挿入術(特に大胸筋下法):術後48時間はNSAIDs、オピオイド系鎮痛薬併用。硬膜外ブロックや局所麻酔カテーテルの留置も有用。
  • ・脂肪注入法:筋肉痛様疼痛にはアセトアミノフェン、抗炎症剤。採取部の圧迫固定も痛み緩和に寄与。
  • ・ヒアルロン酸注入法:鎮痛薬が不要なことが多い。局所冷却による腫脹・違和感軽減。

痛みのピークを過ぎれば、日常生活動作の制限も徐々に解除できます。患者の痛み耐性や既往、アレルギー歴に応じて鎮痛薬を選択します。

 

術後の浮腫・腫脹・内出血管理

  • ・冷却(クーリングパック)による浮腫抑制は術後48時間までが有効。
  • ・弾性圧迫(バンデージ・サポーター)で内出血拡大防止。
  • ・過度な患部マッサージや温熱は避ける。

 

術後の過ごし方と日常生活への復帰目安

 

術後直後〜1週間の注意点

  • ・創部を濡らさないようにし、医師の許可までシャワー浴・入浴を控える。
  • ・胸部への強い圧迫や衝撃を避ける。
  • ・重い物を持たず、上肢の激しい運動を当面制限。
  • ・喫煙・飲酒は血流障害による創傷治癒遅延・感染リスク増大のため禁忌。

 

仕事復帰・運動再開の目安

  • ・デスクワーク・軽作業:術後3日〜1週間で復帰可能。
  • ・立ち仕事・運動(ウォーキング等):術後7〜10日目以降。
  • ・胸筋を使う筋トレ・激しいスポーツ:術後1ヶ月以降、医師の許可を得て段階的に再開。
  • ・温泉・プール:創部の完全治癒(術後3〜4週間)が目安。

 

術後トラブル・合併症とその対応例

 

インプラント挿入術の主な合併症

  • ・被膜拘縮(カプセルコンストラクション):インプラント周囲の線維被膜が硬化・変形を招く。グレードIII〜IVでは再手術(カプスレクトミー・バッグ入替)が必要。
  • ・感染:術後2週間以内に発症することが多い。局所ドレナージ・抗生剤投与、不応例ではインプラント除去。
  • ・血腫・漿液腫:術直後に急激な腫脹・疼痛。穿刺吸引・ドレーン再留置で対応。
  • ・インプラント破損・変形:外傷や経年劣化による。MRI・エコーで診断、必要に応じ入替手術。

 

脂肪注入法の合併症

  • ・脂肪壊死・石灰化:皮下の硬結・しこり。自然吸収を待つか、必要に応じて穿刺吸引や切除。
  • ・感染:軽症例は抗生剤、重症例はドレナージ。
  • ・皮膚の色素沈着・凹凸:マッサージ・圧迫下着・脂肪再注入で修正。

 

ヒアルロン酸注入法の合併症

  • ・異物反応性結節・皮膚壊死:早期発見でヒアルロニダーゼ分解。
  • ・感染:抗生剤投与で管理。

 

症例にみる実際のダウンタイムと経過

 

症例1:30代女性・大胸筋下シリコンインプラント

  • ・術直後:圧迫感と肩部放散痛強く、寝返り困難。
  • ・術後3日:鎮痛薬でコントロール可能、腫脹ピーク。
  • ・術後7日:抜糸、日常生活復帰。
  • ・術後1ヶ月:運動制限解除、形態安定。
  • ・術後3ヶ月:被膜成熟、違和感消失。

 

症例2:40代女性・腹部採取脂肪注入法

  • ・術後1日:乳房の張り・腹部の筋肉痛様疼痛。
  • ・術後3日:腫脹・内出血のピーク、歩行や家事は自立可能。
  • ・術後7日:乳房の腫脹軽減、採取部の硬結出現。
  • ・術後3週間:違和感徐々に消失、定着脂肪安定。

 

症例3:20代女性・ヒアルロン酸局所注入法

  • ・術後当日:圧痛・軽度腫脹のみ。
  • ・術後翌日:社会復帰、腫脹ほぼ消失。
  • ・術後1週間:違和感消失、形態安定。

 

回復を早めるためのセルフケア・医療的アプローチ

 

セルフケアのポイント

  • ・医師の指示に従った圧迫・冷却・安静の徹底。
  • ・規則正しい睡眠・栄養バランスを保ち、免疫低下・感染予防。
  • ・禁煙・禁酒の励行(血流・創傷治癒促進)。
  • ・早期のストレッチ・軽運動は血栓予防に有用(術後許可後)。

 

医療的介入・アフターケア

  • ・定期的な診察・超音波検査で合併症早期発見。
  • ・被膜拘縮予防のためのマッサージ・インプラント可動訓練(術式により適否あり)。
  • ・瘢痕形成抑制のためのステロイド外用・シリコンジェルシート。
  • ・脂肪壊死・石灰化の経過観察、必要時は穿刺吸引・切除。

 

まとめ:術式選択と個別対応の重要性

豊胸術後のダウンタイム・回復期間は、術式の選択や個々の体質・生活背景によって大きく異なります。インプラント法は侵襲度が高い分、合併症リスクや術後管理が重要となり、脂肪注入法は採取部・注入部双方のケアが求められます。ヒアルロン酸注入法はダウンタイムが短いものの、効果の持続性や繰り返し治療の必要性を考慮する必要があります。

いずれの術式においても、適切な術後ケアと定期的な経過観察、そして合併症予防のための専門的管理が不可欠です。患者のニーズや体質、職業・家庭環境などを総合的に評価し、最適な術式・アフターケアプランを選択しましょう。経験豊富な美容外科医によるカスタマイズが、満足度の高い豊胸手術の実現と安全な回復への最短ルートとなります。

ページトップへ
盛岡院 予約
フォーム予約 LINE予約する 電話をかける
吉祥寺院 予約
フォーム予約 LINE予約する 電話をかける