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二重整形・目元形成術のすべて:最新技術とリスク対策の徹底解説

目元整形は、二重まぶたの形成から目頭・目尻切開、たるみ取り、涙袋形成まで多岐にわたります。その技術進歩とともに、患者の審美的要求も年々高まっています。本記事では、目元整形の代表的な術式と特徴、最新の技術、外部で報告されたリスク事例とその回避策、デザインの考え方まで、実体験や最新の臨床知見を交えて包括的に解説します。美容外科専門医、そして患者の双方に役立つよう、分かりやすさと専門性のバランスを重視しました。

 

目次

 

  • ・目元整形の基礎知識とその社会的背景
  • ・代表的な目元整形術式の詳細解説
  • ・リスク事例と安全対策〜他院・業界の経験を踏まえて〜
  • ・デザインの要点と個別カウンセリングの重要性
  • ・最新技術と今後の展望
  • ・Q&A:よくある質問と医師の見解

 

目元整形の基礎知識とその社会的背景

 

目元整形が求められる理由と歴史的変遷

・日本をはじめとする東アジアでは、二重まぶたや大きな目に対する美意識が強く、目元整形は美容医療の中で最も人気のある領域の一つです。
・1970年代以降、埋没法の普及とともにプチ整形としての目元手術が身近になり、現在では10代・20代の若年層から40代以降のエイジングケア目的まで幅広い層に受け入れられています。
・SNSや芸能人の影響も強く、「理想の目元像」が更新され続けています。

二重整形の需要とトレンド

・2020年代に入り、より自然で個人に合った形状へのニーズが増加。
・「末広型」「平行型」「オリジナルデザイン」など、細かなデザイン指定が一般化。
・男性の患者も増加し、「ナチュラルな変化」「バレにくさ」を重視する傾向が見られます。

 

代表的な目元整形術式の詳細解説

 

埋没法(非切開式二重形成術)

・糸を使い、まぶたの裏側または表側から数点留めて二重のラインを作る術式です。
・局所麻酔で短時間、腫れも軽度でダウンタイムが短いのが特徴。
・糸の通し方には「点留め(シングルループ、ダブルループ)」「連結法(クロス法、三点連結等)」などバリエーションがあり、まぶたの厚さや希望の幅・ラインによって選択します。
・糸の種類も吸収糸・非吸収糸、極細糸、特殊コーティング糸(感染リスク軽減)など進化しています。
・持続期間は体質や生活習慣にも左右され、3〜5年でゆるむ症例や、10年以上維持されるケースもあります。

切開法(二重全切開・部分切開術)

・皮膚を切開し、余分な脂肪(ROOF, Orbicularis oculi muscleの一部, 眼窩脂肪等)を除去しながら二重ラインを作る方法。
・皮膚のたるみや厚ぼったさが強い場合、埋没法では対応できないため切開法が適応となります。
・デザインは皮膚切除量・切開範囲(全切開/部分切開)・内部処理(瞼板前組織の剥離、眼輪筋の処理、上眼瞼挙筋腱膜のタッキング等)の組み合わせで調整。
・術後の腫れや内出血がやや強く、ダウンタイムは1〜2週間程度が一般的。
・傷痕の目立ちにくさやラインの定着には、縫合法(真皮縫合、連続縫合等)や創管理が重要です。

目頭切開・目尻切開

・目頭切開は蒙古ひだ(medial epicanthal fold)を解除し、目の横幅を広げたり二重のラインをより自然に見せるための術式です。
・Z法、W法、内田法、韓流法、リドレープ法など複数のテクニックがあり、目頭の形状や皮膚の厚さによって最適な方法を選択します。
・目尻切開は目尻側の皮膚や結膜を切開し、目の外側方向へ幅を広げたり、つり目を和らげる目的です。
・目頭・目尻ともに、切開範囲や縫合法の工夫で「不自然な傷跡」「後戻り」「過矯正(目の開きすぎ)」を防ぐことが求められます。

下眼瞼形成術(たるみ取り・涙袋形成など)

・下まぶたのたるみ取りは、皮膚切除・眼窩脂肪の脱脂・再配置(ハムラ法など)を組み合わせて行います。
・経皮的(皮膚表面から)と経結膜的(まぶた裏側から)のアプローチがあり、皮膚のたるみ量や脂肪の突出具合によって使い分けます。
・涙袋形成はヒアルロン酸注入や脂肪注入、人工組織(ePTFE等)挿入などが主流。
・ごく繊細なデザインと左右差修正が求められ、微細な注入調整や注射針の選択(カニューレ/鋭針)も術後の仕上がりを左右します。

眼瞼下垂手術

・上眼瞼挙筋腱膜の弛緩や断裂により、まぶたが開きづらくなる状態。
・腱膜前転術、筋膜移植、ミュラー筋短縮術など病態に応じて手技が異なります。
・美容目的の軽度症例から重度の機能障害まで、術式選択と矯正量の調整が重要。
・後戻りや左右差、ドライアイなどの合併症リスクがあるため、術前診断と術後管理が極めて重要です。

 

リスク事例と安全対策〜他院・業界の経験を踏まえて〜

 

埋没法における合併症と回避策

  • ・糸の露出・感染:皮膚表面が薄い方や、糸の締め付けすぎ、浅い層への通糸で皮下に糸が浮き出ることがあります。
    【回避策】深層での適切な通糸、適度なテンション、非吸収糸使用時の細径糸選択、術後の創管理が重要です。
  • ・眼球障害:稀に、針先が深く入りすぎて眼球表面を傷つける事故例があります。
    【回避策】瞼板固定・術野の視認性確保・十分な局所麻酔(知覚のコントロール)・術者の熟練度が必須です。
  • ・ラインの消失・左右差:まぶたの厚みや眼窩脂肪の量、皮膚の張りなどにより、糸が緩みやすい症例があります。
    【回避策】術前の適切な診断(皮膚・脂肪量の評価)、必要に応じた部分切開併用や糸数の増加、初期の強固な固定が有効です。
  • ・過矯正・不自然な二重:幅広ライン希望時に起こりやすく、閉瞼時の窪みや引きつれが生じることも。
    【回避策】自然な幅、カーブのデザイン提案、無理な幅広設定の回避が大切です。

切開法におけるリスクと対応

  • ・創部の瘢痕(きずあと):肥厚性瘢痕や赤み、段差が長期化する症例。
    【回避策】切開線のデザイン工夫(睫毛縁に沿ったライン)、真皮縫合、術後のテーピングや内服(トラニラスト等)、ケナコルト注射の併用。
  • ・ラインの食い込み・陥凹:過剰な組織切除や縫合不全によるもの。
    【回避策】過剰切除の回避、組織温存、内部処理のやりすぎ防止。
  • ・左右差:術前マーキングの不正確さ、腫れの左右差、元々の骨格非対称性などが要因。
    【回避策】詳細なマーキング、術中の複数回確認、術後経過観察と早期修正介入。

目頭・目尻切開でのトラブルと注意点

  • ・過矯正(開きすぎ):Z法・W法などで切除量が多すぎると、内眼角が不自然に広がり、傷痕も目立ちやすくなります。
    【回避策】術前のシミュレーション、段階的切開(1回目で控えめ、追加切開も視野に)、縫合法の工夫。
  • ・瘢痕・後戻り(傷が広がる/縮む):皮膚の張力や個人差によって、希望通りの形状維持が難しい場合があります。
    【回避策】術後のテーピング、マッサージ指導、瘢痕形成阻害剤の使用等。

下まぶた手術・涙袋形成におけるリスクとその対策

  • ・凹み・不均一な仕上がり:脂肪除去量が多すぎ、または注入量が不均等な場合。
    【回避策】適切な除去・注入量の計測、術中の細かな左右差チェック、カニューレの使用。
  • ・ヒアルロン酸のしこり・青み:浅い層への注入や過剰注入でTyndall現象(青黒い透け)が生じることがあります。
    【回避策】深層への注入、少量ずつ複数回に分けた注入、トラブル時はヒアルロニダーゼで溶解可能。

眼瞼下垂手術に関連する合併症と最新のリスク管理

  • ・過矯正/矯正不足:挙筋前転量の設定ミスにより、目が開きすぎる・開き足りない症例。
    【回避策】術中の開瞼度測定、左右差評価、軽度の設定で調整し追加手術も視野に入れる。
  • ・ドライアイ・瞬目障害:挙筋操作により瞬目機能が低下し、涙液の循環障害が起こる場合。
    【回避策】術前の涙液検査、術後の点眼指導、症状悪化時の一時的なシリコンチューブ挿入も有効。

他院修正例から学ぶ「失敗しない」ためのポイント

・近年、他院での術後不満例(左右差、ライン消失、不自然さ、傷痕の目立ち等)の修正相談が増加傾向にあります。
・修正手術は組織癒着や瘢痕化による難度上昇、術中・術後の合併症リスク増大が避けられません。
・「初回手術での適切な診断・デザイン・術式選択」が最大のリスクヘッジです。

 

デザインの要点と個別カウンセリングの重要性

 

理想の二重・目元デザインとは

  • ・「末広型」「平行型」「MIX型」などの基本パターンに加え、眼窩骨格・まぶたの厚み・眉の位置・目頭の形状・まつ毛の生え方など全顔印象を考慮したトータルデザインが必要です。
  • ・患者の骨格・筋肉・脂肪分布を詳細に分析し、希望する「なりたい目元像」と医学的適応のバランスをとることが重要です。
  • ・左右の非対称(骨格・皮膚量・眼瞼下垂の程度等)は、術前のシミュレーションと患者への丁寧な説明でリスク認識を共有します。

カウンセリングで重視すべきポイント

  • ・患者の主訴(なぜ変えたいのか、どこが気になるのか)を具体的に聞き出す。
  • ・希望する芸能人やSNS画像を参考にする場合も、骨格や皮膚の厚み、年齢による再現可能性を冷静に評価する。
  • ・術後の経過やダウンタイム、リスク、複数回手術の可能性まで丁寧に説明し、患者の理解と納得を最優先とする。
  • ・術後のケア体制やアフターフォロー体制の明示も信頼確保の鍵。

デジタルシミュレーション・3Dデザインの活用

・近年は3D画像解析やデジタルシミュレーションを活用し、術前に理想のラインや仕上がりイメージを患者と共有することが主流になっています。
・術中にも、術前シミュ画像を参照しながらリアルタイムでライン調整を行うクリニックも増えています。
・ただし、シミュレーションはあくまで「イメージ」であり、実際の組織反応や腫れの程度には個人差があるため、過度な期待値コントロールも必要です。

 

最新技術と今後の展望

 

マイクロサージェリー・極細糸技術の進化

・10-0ナイロンなど超極細縫合糸、マイクロサージェリー器具の導入により、切開法でも傷痕の目立たない繊細な仕上がりが可能となっています。
・埋没法においても極細糸・特殊コーティング糸の進化で、脱落・感染リスクが低減。
・皮膚・筋肉・脂肪のミリ単位での調整が術者に要求されるようになり、専門医の技量差がより顕著になっています。

AI・解析技術の応用

・顔認識AI技術により、患者の顔面骨格・筋肉・皮膚厚を客観的に測定し、適切なデザイン提案が可能に。
・患者とのカウンセリングでも、AI解析をもとに「どこを変えるとどう変化するか」を具体的に提示することで、仕上がりイメージの共有精度が向上しています。

再生医療との融合

・脂肪幹細胞注入やPRP(多血小板血漿)療法など、自己組織を利用した目元再生医療も脚光を浴びています。
・従来のヒアルロン酸や人工組織よりも自然な仕上がりと長期維持が期待できる一方、症例選択や安全性の観点で今後の研究が待たれます。

 

Q&A:よくある質問と医師の見解

 

Q1. 埋没法は何回でもできる?

A. 一般的に2〜3回程度までは問題ありませんが、繰り返し糸を通すことでまぶたの組織が硬くなったり、癒着が強くなるリスクがあります。3回目以降は切開法や修正法を検討することが多いです。

Q2. 傷跡はどれくらいで目立たなくなりますか?

A. 埋没法はほぼ無傷、切開法では2〜3ヶ月で赤みが引き、半年〜1年でほとんど目立たないレベルまで改善します。個人差があり、ケロイド体質の方は瘢痕ケアがさらに重要です。

Q3. 術後の腫れや内出血を早く引かせる方法は?

A. 術後48時間の冷却、枕を高くして寝る、安静、抗炎症薬の適切な使用、サプリメント(ビタミンCやアルニカ等)が有効とされています。内出血は1〜2週間で自然吸収されます。

Q4. 片目だけ手術することは可能?

A. 可能ですが、左右差の調整が繊細かつ難易度が高くなります。術前に十分なシミュレーションを行い、必要に応じて両眼調整をおすすめする場合もあります。

Q5. 他院修正はどのタイミングで相談すべき?

A. 術後の腫れや違和感が長期間(2〜3ヶ月以上)続く、ライン消失や不自然な仕上がりが気になる場合は、早めに専門医へご相談ください。修正は早すぎても組織の炎症が残っているため、十分な落ち着きを見てからが望ましいです。

 

まとめ:理想の目元整形のために

 

目元整形は、わずか数ミリ単位のデザイン・処理の違いが顔全体の印象に大きく影響します。
近年は技術進歩により、より繊細でオーダーメイドなデザインが可能となっていますが、その分リスクや合併症、術後修正例も増えています。
最も大切なのは「医師との信頼関係」と「リスクも含めた納得の上での手術選択」です。
十分なカウンセリングとシミュレーション、アフターフォロー体制の確認、そして術者の経験・技術力の見極めが理想の目元実現のカギとなります。
この記事が、皆様の安心・納得の美容医療選びの一助となれば幸いです。

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