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クマ取り

目元の美容整形のすべて〜二重まぶたから目頭切開・眼瞼下垂・目の下クマ治療まで徹底解説〜

 

目次

  • ・二重まぶた形成術の種類と進化
  • ・埋没法と切開法の比較検証
  • ・目頭切開・目尻切開の術式バリエーションとデザイン
  • ・眼瞼下垂手術の最新トレンドと適応
  • ・目の下のクマ・たるみ治療の最前線
  • ・涙袋形成術のポイントとリスク管理
  • ・オーダーメイドデザインと顔全体のバランス
  • ・目元整形の合併症・トラブル対策
  • ・術後ケア・ダウンタイム・長期経過の実際
  • ・症例写真から学ぶベストプラクティス
  • ・まとめ:理想と現実のギャップを埋めるために

 

二重まぶた形成術の種類と進化

二重まぶた形成術は、目元の美容整形の中でも最もポピュラーな術式です。近年はナチュラル志向の拡大とともに、仕上がりの自然さ・ダウンタイムの短縮・再手術への対応力など、さまざまな観点から術式が進化しています。

 

1. 埋没法(非切開法)

  • ・糸による二重ラインの形成。瞼板法(プレート法)、挙筋法、皮下法などがある。
  • ・局所麻酔下で実施。切開を伴わないため、腫れ・内出血が少なくダウンタイムが短い。
  • ・糸の通し方:点留め(2点留め、3点留め)、連結法(ループ法)、クロス法など多様化。
  • ・適応:皮膚のたるみや脂肪が少ない方、ダウンタイムを最小限にしたい方に適す。
  • ・リスク:糸の緩み・外れによるライン消失、左右差、糸の露出、感染。
  • ・持続性:術者の技術や組織の状態により個人差が大きい(数年〜十数年)。

 

2. 切開法(全切開・部分切開)

  • ・皮膚を切開し、余剰皮膚・脂肪を除去。瞼板または挙筋腱膜と皮膚を縫合し二重を形成。
  • ・全切開法:まぶた全体を切開。皮膚のたるみや厚みの強い症例に有効。
  • ・部分切開法:中央部のみ小切開。腫れやダウンタイムを抑えつつ脂肪除去も可能。
  • ・適応:厚いまぶたや明確な二重ラインを希望する方、埋没法の再発例。
  • ・リスク:腫れ・内出血・傷跡、過剰な皮膚切除による閉瞼障害。
  • ・持続性:半永久的な効果が期待できる。

 

3. マイクロ切開法・ミニ切開法

  • ・部分切開法の発展形。2〜5mm程度の極小切開で脂肪除去・二重形成。
  • ・ダウンタイムと持続性のバランスを重視。
  • ・皮膚切除量は限定されるが、埋没法より明瞭な二重効果。

 

4. 二重まぶた形成の最新傾向

  • ・シームレス二重形成:切開・縫合痕の最小化、糸の埋没位置の工夫による自然なライン。
  • ・脂肪移植併用:くぼみ目や目頭側の陥凹に対し脂肪を補填。
  • ・カスタマイズデザイン:目頭・目尻の開き、ラインの角度・幅、左右差修正のための複合施術。

 

埋没法と切開法の比較検証

二重まぶた形成術は大きく「埋没法」と「切開法」に分かれますが、それぞれの長所と短所、患者適応、術後経過の違いについて詳細に比較します。

 

1. 手技・仕上がりの比較

項目 埋没法 切開法
侵襲度 低い(縫合のみ) 中〜高(皮膚切開)
腫れ・内出血 少ない やや多い
傷跡 ほぼ残らない 切開部に線状瘢痕が残る(時間とともに目立たなくなる)
持続性 数年〜十数年(消失例あり) 半永久的
再手術のしやすさ しやすい 瘢痕形成のためやや難しい
皮膚・脂肪の処理 不可 可能

 

2. 適応症例の見極め

  • ・埋没法は皮膚の弾力があり厚みが少ない若年層に適する。
  • ・切開法は加齢による皮膚弛緩・厚ぼったいまぶた・明確な二重希望例に適する。

 

3. 術後の合併症とリカバリー

  • ・埋没法:糸の露出・感染・アレルギー・左右差・ライン消失が主なリスク。
  • ・切開法:腫脹・内出血・傷跡肥厚・閉瞼障害・ラインの消失や過剰なライン形成など。
  • ・両者とも術後1〜2週間は注意深いケアが必要。

 

目頭切開・目尻切開の術式バリエーションとデザイン

「目を大きく見せたい」「目と目の間隔を狭めたい」「つり目を和らげたい」など、目元の印象改善のために目頭・目尻切開が用いられます。術式選択・デザインが重要です。

 

1. 目頭切開(内眼角形成術)

  • ・蒙古襞(もうこひだ)を切開・形成し、目の横幅を広げる。
  • ・術式:Z形成術(W法)、W形成術(内田法)、単純切除法など。
  • ・Z形成術:最も自然な仕上がり。瘢痕が目立ちにくく、後戻りも少ない。
  • ・W形成術:目頭の開きをより強調。やや瘢痕が目立つ場合も。
  • ・単純切除法:最も簡便だが瘢痕・後戻りが多い。
  • ・適応:蒙古襞の発達した症例、二重まぶた形成と組み合わせて目を大きく見せたい場合。
  • ・リスク・合併症:瘢痕形成、過剰切除によるピンク肉芽露出(涙丘露出)、非対称、後戻り。

 

2. 目尻切開(外眼角形成術)

  • ・目尻側(外眼角)を切開し、目の横幅・下方向に開きを作る。
  • ・術式:単純切開法、三日月状切開法、外側靭帯移動術(カントプラスティー)など。
  • ・カントプラスティー:外側靭帯を離断し、骨膜・深部組織に再固定。目尻の形状を根本的に改善。
  • ・適応:目尻が丸い・つり目傾向・横幅拡大希望例。
  • ・リスク:瘢痕、結膜露出、形状変化の後戻り、感染。

 

3. デザイン上のポイント

  • ・顔全体のバランス(目と鼻・口・眉の位置関係)を考慮。
  • ・切開量が多すぎると不自然・三白眼・涙丘露出過剰などのリスク。
  • ・二重形成や眼瞼下垂手術と同時に行うことで、より立体的な目元を実現。

 

眼瞼下垂手術の最新トレンドと適応

眼瞼下垂は、まぶたが十分に開かず、視野障害や眠たそうな目元、額のしわ増加などの原因となります。美容目的でも多く適応され、術式の選択が仕上がりに大きく影響します。

 

1. 眼瞼下垂の分類と診断

  • ・先天性:挙筋発達不全によるもの。
  • ・後天性:加齢・外傷・コンタクトレンズ長期使用・神経筋疾患などが原因。
  • ・診断:MRD-1(瞳孔中央から上眼瞼縁までの距離)、Levator Function(挙筋機能)、左右差など総合評価。

 

2. 主な術式とそれぞれの特徴

  • ・挙筋短縮術:上眼瞼挙筋腱膜を短縮し、瞼板に再固定。最も一般的。
  • ・ミュラー筋短縮術(Fasanella-Servat法):ミュラー筋・結膜・瞼板の一部を切除。軽度下垂に有効。
  • ・前頭筋吊り上げ術:挙筋機能が著しく低下した先天性下垂や重症例。筋膜移植や人工材料を用いて額の筋肉にまぶたを連結。
  • ・皮膚切除併用法:余剰皮膚がある場合、同時に皮膚切除。

 

3. 美容目的の眼瞼下垂手術のデザイン

  • ・「眠たそうな目」を改善し、パッチリとした印象を作る。
  • ・二重まぶた形成と同時に行い、自然な二重ライン・開瞼度アップを図る。
  • ・眉下切開法との併用で目元の若返り効果を強調。
  • ・術後の左右差予防には慎重なデザインと術中の開閉確認が不可欠。

 

4. 合併症・リスク

  • ・過矯正(開瞼過剰)、低矯正(下垂残存)、左右差、閉瞼障害、ドライアイ、瘢痕肥厚など。
  • ・術後1週間程度は腫脹・内出血が生じるが、適切なケアで軽減可能。

 

目の下のクマ・たるみ治療の最前線

加齢や疲労、遺伝などさまざまな要因で発生する「目の下のクマ・たるみ」は、老け顔・疲れ顔の主因です。最新の治療法と、症状毎の適応について紹介します。

 

1. クマの種類分類

  • ・青クマ:皮下静脈の透見。皮膚が薄い、血行不良。
  • ・茶クマ:色素沈着、アトピー・摩擦・メイク落としなどによる。
  • ・黒クマ:眼窩脂肪の突出・皮膚たるみが主因。

 

2. 治療法の選択

  • ・青クマ:レーザー(QスイッチYAG、ピコレーザー等)、ヒアルロン酸注入、PRP療法。
  • ・茶クマ:トラネキサム酸・ハイドロキノン外用、ケミカルピーリング。
  • ・黒クマ:経結膜脱脂術、経皮的ハムラ法、脂肪移植・ヒアルロン酸注入。

 

3. 経結膜脱脂術

  • ・下まぶたの裏側(結膜側)から脂肪を摘出。皮膚切開不要で傷跡ゼロ。
  • ・適応:皮膚のたるみが少なく、脂肪の突出が主因の場合。
  • ・リスク:陥凹・左右差・目の凹み・血腫。

 

4. ハムラ法(経皮的下眼瞼形成術)

  • ・皮膚切開を行い、脂肪を移動・再配置して目の下の凹凸を平坦化。
  • ・皮膚のたるみ・シワも同時に改善。
  • ・リスク:傷跡・腫脹・外反(ectropion)。

 

5. ヒアルロン酸・脂肪注入

  • ・凹み補正に即効性。目の下の皮膚が薄い場合は注入層・量の調整が重要。
  • ・リスク:膨隆・血管塞栓・アレルギー。

 

6. 最新の複合治療

  • ・PRP(多血小板血漿)注入による皮膚再生促進。
  • ・スレッドリフト(糸リフト)併用によるたるみ改善。
  • ・レーザーリサーフェシング・RF治療による皮膚質感改善。

 

涙袋形成術のポイントとリスク管理

涙袋(下眼瞼横方向の膨らみ)は、顔に若々しさや柔らかい印象を与えます。最近ではヒアルロン酸注入による涙袋形成が人気ですが、解剖学的知識と注入技術が求められます。

 

1. 涙袋の構造

  • ・眼輪筋前部(pretarsal orbicularis oculi muscle)の発達により形成される。
  • ・涙袋形成には目の下の脂肪や骨格、皮膚の厚みが影響。

 

2. 主な術式

  • ・ヒアルロン酸注入:最も手軽。適切な層(皮下・筋膜上)にごく少量ずつ注入。
  • ・脂肪注入:自己組織で自然な仕上がり。ややダウンタイムあり。
  • ・人工組織挿入(ゴアテックス・シリコン):半永久的だが異物反応や露出リスク。

 

3. 注意点・合併症

  • ・過剰注入による膨隆・不自然なライン(いわゆる「ナメクジ涙袋」)。
  • ・注入層が浅すぎると青白く見えるチンダル現象。
  • ・血管塞栓による皮膚壊死・視力障害(稀)。
  • ・アレルギー反応や感染症。

 

4. デザインとバランス

  • ・目尻側はやや細く、中央〜内側がふっくらする自然なカーブが理想。
  • ・顔全体の骨格と目の大きさ、眉・鼻・口との距離感を考慮。
  • ・もともとの目の下脂肪突出例には不適応。

 

オーダーメイドデザインと顔全体のバランス

目元の整形は、単に「目を大きく」「二重に」するだけではなく、顔全体の調和をいかに取るかが重要です。患者様ごとに異なる骨格・表情筋・皮膚の厚み・加齢変化・パーソナリティに合わせて、術式やデザインをカスタマイズする必要があります。

 

1. デザインの基本原則

  • ・黄金比(目頭〜目頭、目尻〜目尻の距離と顔幅の関係)を参考にする。
  • ・目と眉の間隔・目の開き具合(開瞼度)・目尻の角度などを総合的に評価。

 

2. シミュレーションとカウンセリング

  • ・術前にシミュレーション(マーキング・画像加工・3DCADなど)を用いてイメージ共有。
  • ・患者様の希望と現実的な仕上がり、リスクを丁寧に説明。
  • ・左右差や骨格的制約、加齢変化を加味したデザイン提案。

 

3. 多部位同時施術のバランス

  • ・二重形成+目頭切開、眼瞼下垂手術+眉下切開、涙袋形成+目の下脱脂など複合施術の応用。
  • ・各術式の相乗効果・リスク増加を考慮し、段階的施術も選択肢。

 

4. エスニシティとパーソナリティを尊重

  • ・アジア人と欧米人ではまぶたの厚み・骨格・脂肪分布に大きな違い。
  • ・「流行の目元」だけでなく、その人らしい個性を活かすことが長期満足度につながる。

 

目元整形の合併症・トラブル対策

美容整形には必ず一定のリスクが伴います。下記では代表的な合併症・トラブルとその予防・対処法をまとめます。

 

1. 術後腫脹・内出血

  • ・ほぼ全例で生じる。冷却・安静・頭部高位保持で軽減可能。
  • ・大きな血腫は迅速な穿刺・排液が必要な場合も。

 

2. 感染・異物反応

  • ・創部の発赤、腫脹、疼痛、滲出液増加は感染のサイン。
  • ・早期の抗菌薬投与・場合によっては創部開放・糸抜去を検討。
  • ・ヒアルロン酸や人工材料挿入時はアレルギー・異物肉芽腫形成にも注意。

 

3. 傷跡・瘢痕肥厚

  • ・体質や術式により線状瘢痕、肥厚性瘢痕、ケロイド形成のリスク。
  • ・術後のテーピング、ステロイド外用・注射、レーザー治療で改善。

 

4. ライン消失・左右差

  • ・埋没法では糸の緩みや組織の変化、切開法では瘢痕収縮・デザインミスなどが原因。
  • ・術後1〜3ヶ月は様子を見て、必要に応じて再手術を検討。

 

5. 感覚異常・疼痛

  • ・皮膚切開部の一時的な知覚鈍麻・しびれ・違和感。
  • ・数ヶ月〜半年で改善するが、稀に永続する場合も。

 

6. まれな重篤合併症

  • ・血管塞栓(ヒアルロン酸注入時)による皮膚壊死・視力障害。
  • ・外反・兎眼・閉瞼障害・ドライアイなど。
  • ・術者の解剖学的知識・緊急時対応力が重要。

 

術後ケア・ダウンタイム・長期経過の実際

手術の成功は術式選択や手技だけでなく、術後ケアや長期的な経過観察にも左右されます。

 

1. 術後ケアのポイント

  • ・冷却(術後48〜72時間)、安静、頭部高位保持。
  • ・洗顔・メイクは創部閉鎖後から。アイメイクは術後1〜2週間以降。
  • ・抗生剤、鎮痛剤、点眼薬などの指示を厳守。

 

2. ダウンタイムの目安

  • ・埋没法:腫れ・内出血は2〜7日、メイクは翌日〜3日後から可。
  • ・切開法・目頭切開:腫れ・内出血は1〜2週間、抜糸は5〜7日目。
  • ・眼瞼下垂・下眼瞼形成術:腫れ・むくみは2〜3週間のことも。
  • ・ヒアルロン酸注入:腫れ・内出血はほとんどなし。

 

3. 長期経過とメンテナンス

  • ・埋没糸の緩み・露出、切開部の瘢痕変化は年単位で起こり得る。
  • ・加齢による皮膚・脂肪の変化が生じるため、定期的な経過観察・再デザインの相談が重要。
  • ・ヒアルロン酸・脂肪注入は吸収・萎縮により数ヶ月〜数年で効果減弱。

 

症例写真から学ぶベストプラクティス

目元美容整形の症例写真は、術式選択・デザイン・仕上がりのイメージ共有に不可欠です。症例写真を正しく評価するポイントと、術前後比較の注意点を解説します。

 

1. 症例写真のチェックポイント

  • ・正面・斜位・側面・閉瞼時・笑顔時など多角的な写真があるか。
  • ・撮影条件(照明・表情・メイク)の一致。
  • ・術前の目の開き・まぶたの厚み・左右差を確認。
  • ・術後の腫れ・内出血・傷跡・二重ラインの自然さ。

 

2. デザインの違いによる印象の変化

  • ・平行型二重と末広型二重の違い。
  • ・目頭切開の有無による横幅・切れ長感の変化。
  • ・涙袋形成や下眼瞼脱脂による若々しさ・やわらかさの強調。

 

3. 症例写真の留意点

  • ・個人差が大きいことを念頭に、同一術式でも異なる仕上がりを理解。
  • ・術後直後〜半年以上の経過写真で最終的な仕上がりを確認。

 

まとめ:理想と現実のギャップを埋めるために

目元の美容整形は、術式の進化とともに「自然で美しい」「自分らしい」仕上がりが求められる時代です。術者の熟練した技術と、患者様の希望・顔全体のバランスを踏まえたオーダーメイドデザイン、リスク管理、術後ケアがトータルで満足度を左右します。

  • ・術式ごとの長所・短所・適応を理解し、十分なカウンセリングを受ける。
  • ・流行だけでなく、ご自身の骨格・個性・ライフスタイルに合ったデザインを重視する。
  • ・術後のケアや長期的なフォローアップも含めて主治医と良好な関係を築く。
  • ・万が一のリカバリーや再手術も選択肢として備える。

美容外科医としての豊富な経験と専門知識をもとに、理想の目元実現に向けた最善の方法をご提案いたします。ご不明点やご相談があれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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