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小顔整形のダウンタイムと回復期間を徹底解説:施術ごとに異なる現実を知ろう
小顔は多くの方が憧れるフェイスラインの象徴です。しかし、「小顔になりたい」と思っても、どのような施術があるのか、また施術ごとのダウンタイムや回復期間、術後の過ごし方については詳しく知られていないことが多いのが現状です。本記事では、美容外科医の視点から主要な小顔施術の種類ごとに、ダウンタイム・回復期間・痛み・術後管理について、専門的かつ分かりやすく解説します。
目次
- ・骨格アプローチの小顔施術とダウンタイム
- ・脂肪除去系小顔施術の回復期間と痛みの実情
- ・注入系(ボトックス・ヒアルロン酸等)のダウンタイム
- ・小顔施術後の過ごし方と注意点
- ・ダウンタイム軽減のための工夫と最新トレンド
- ・まとめ:自分に最適な小顔施術を選ぶために
骨格アプローチの小顔施術とダウンタイム
骨格に直接アプローチする小顔施術には、エラ削り(下顎角形成術)、頬骨削り(頬骨弓形成術)、顎先形成(オトガイ形成術)などがあります。これらの術式は顔貌の根本的な変化をもたらしますが、ダウンタイムも比較的長く、術後管理も重要です。
エラ削り(下顎角形成術)のダウンタイムと回復経過
エラ削りは、下顎角部の骨を切除・削ることでフェイスラインをシャープに整える術式です。
ダウンタイムの目安:
- ・腫脹のピークは術後2~3日目で、その後徐々に引くものの、1~2週間は明らかな腫れが持続します。
- ・内出血は個人差がありますが、頬や顎下に青紫色の変化が1~2週間現れることがあります。
- ・抜糸は術後7日前後が一般的ですが、口腔内縫合の場合は自己吸収糸で抜糸不要なケースも。
- ・全体的な腫れや感覚の違和感は、1~3ヶ月かけて徐々に改善します。
痛みの管理:
- ・術後2~3日は鎮痛薬が必須。痛みは強めですが、以降は徐々に軽減。
- ・頬や下顎にしびれ感や違和感が残ることがあり、完全な感覚回復には数ヶ月を要することも。
術後の過ごし方:
- ・顔の圧迫バンド着用(24時間×数日)が推奨される。
- ・食事は術後数日は流動食、徐々に軟らかいものへ移行。
- ・激しい運動や入浴は腫れ防止のため1~2週間控える。
頬骨削り・オトガイ形成術の回復期間と注意点
頬骨弓形成術やオトガイ形成術も骨にアプローチするため、ダウンタイムの性質はエラ削りと類似していますが、部位ごとに異なる注意点があります。
- ・頬骨削りは、頬骨弓部の骨切りや削骨を行うことで、横幅や突出感を改善します。
- ・術後の腫れや内出血は2週間程度を見込みますが、最終的なフェイスラインの完成は3~6ヶ月後。
- ・オトガイ形成術(顎先形成)は、骨切りあるいはインプラント挿入により行い、口腔内からアプローチする場合が多いです。
- ・骨切りを伴う場合は、咬合や発音への違和感が術後一時的に出ることも。
脂肪除去系小顔施術の回復期間と痛みの実情
脂肪にアプローチする小顔施術には、脂肪吸引(顔・顎下)、バッカルファット除去などがあります。これらは骨格手術よりも侵襲が控えめですが、それでもダウンタイムは無視できません。
顔・顎下脂肪吸引のダウンタイム
脂肪吸引は、頬や顎下の余分な脂肪をカニューレで吸引除去する術式です。
- ・術後数日は腫れと内出血が出現し、1~2週間で落ち着きます。
- ・圧迫バンド着用が推奨され、最低3日間、可能であれば1週間程度継続。
- ・痛みは鈍痛が中心で、鎮痛薬の内服でコントロール可能。
- ・硬縮(皮膚のつっぱり感)は1ヶ月程度続くことが多いですが、マッサージやストレッチで徐々に改善。
バッカルファット除去の回復と生活制限
バッカルファットは頬の深部にある脂肪塊で、これを減量することでシャープな頬ラインを得られます。
- ・口腔内からのアプローチで、術後の腫れは1~2週間。
- ・食事制限(刺激物や硬いものを避ける)は1週間程度。
- ・感染防止のためのうがい指導や抗生剤投与が必須。
- ・違和感や頬のこわばり感は2~3週間程度続くことが多い。
注入系(ボトックス・ヒアルロン酸等)のダウンタイム
骨や脂肪に手を加えず、注射のみで小顔効果を狙う方法も人気です。代表的なのがエラボトックスやヒアルロン酸輪郭形成です。
エラボトックス注射の経過と注意点
エラボトックスは咬筋にボツリヌストキシンを注射し、筋肉の張りを緩めて小顔効果を得る方法です。
- ・注射直後の腫れや赤みは数時間~1日で消失。
- ・内出血が出る場合もありますが、1週間以内に改善。
- ・効果の実感は2週間~1ヶ月後から。
- ・強い痛みはほとんどなく、アイスパックで冷却することで対処可能。
ヒアルロン酸輪郭形成のダウンタイム
顎先やフェイスラインにヒアルロン酸を注入して形状を整える施術です。
- ・注射部位の腫れ・赤み・違和感は1~3日で落ち着きます。
- ・内出血が出た場合は1週間前後。
- ・マッサージや強い圧迫は1週間程度控えることが推奨。
小顔施術後の過ごし方と注意点
ダウンタイム中の過ごし方は、回復を早め、合併症リスクを減らすために重要です。
共通するポイント:
- ・術後1週間は過度な飲酒や喫煙を控える。
- ・感染予防のための口腔ケアや洗顔は指示通りに徹底。
- ・腫れを抑えるため就寝時の頭部挙上や冷却を実施。
- ・痛みや違和感に応じて鎮痛薬や抗炎症薬を適切に使用。
骨格・脂肪系施術では
- ・圧迫バンドやフェイスバンドの着用を忘れない。
- ・食事制限や運動制限を守る。
- ・感染兆候(発熱、強い腫れ、膿など)があれば早急に医療機関へ連絡。
注入系施術では
- ・当日はメイクや入浴、運動を避ける。
- ・マッサージやエステは施術後1~2週間控える。
ダウンタイム軽減のための工夫と最新トレンド
近年は患者さんのQOL(生活の質)を重視し、ダウンタイムを最小限に抑える技術が進化しています。
- ・超音波や高周波(HIFU、RF)による非侵襲的小顔治療は、腫れや痛みがほとんどなく日常生活への影響も最小限。
- ・麻酔技術の進歩で、意識下鎮静や局所麻酔を活用することで術後の回復が早い。
- ・圧迫バンドや冷却デバイスの改良で腫れの早期軽減が可能に。
- ・術後管理アプリや遠隔診療で、患者さんの不安や疑問にリアルタイムで対応。
まとめ:自分に最適な小顔施術を選ぶために
小顔施術は、骨格・脂肪・筋肉・皮膚など多岐にわたるアプローチが存在し、それぞれダウンタイムや回復期間、痛みや生活制限が異なります。
施術選びのポイント:
- 1.やりたい効果とダウンタイム許容度を明確にする
- 2.複数の施術を組み合わせる場合は回復スケジュールを十分に検討
- 3.信頼できるクリニック・医師選びが安全の鍵
- 4.術後ケアやサポート体制も重視する
当院では、患者様一人ひとりのライフスタイルに合わせた施術プランと、ダウンタイム・回復期間を最小限に抑えるための最新の医療技術をご提案しています。
ご自身の理想や生活に合った選択をするためにも、カウンセリング時にはダウンタイムや回復の現実についても遠慮なくご相談ください。