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小顔

小顔整形に潜むリスクと最新の安全対策

理想的な小顔を目指す施術とそのリスク管理

誰もが憧れる「小顔」。美容外科の現場では、フェイスラインをすっきりと見せる小顔施術が年々人気を増しています。しかし、多様な術式が存在する一方で、他院や業界で報告されるリスク事例も無視できません。この記事では、小顔整形の代表的な施術方法、発生しうるリスク事例とその回避策、そして安全で満足度の高い治療のためのポイントについて、専門医の立場から詳しく解説します。

 

目次

  • ・小顔整形とは何か?主な施術と特徴
  • ・小顔施術で報告されている代表的なリスク事例
  • ・リスクを最小限に抑えるための回避策
  • ・安全で納得できる小顔整形のために

 

小顔整形とは何か?主な施術と特徴

小顔施術は、大きく分けて外科的アプローチと非外科的アプローチがあります。患者さんの要望や骨格、皮膚の状態によって最適な方法を選択します。以下に主な施術を解説します。

 

輪郭形成術(骨切り手術)

輪郭形成術は、下顎骨(エラ)、頬骨、オトガイ(あご先)などの骨を切除または削ることで、顔全体のバランスを整える外科的手法です。下記は代表的な術式です。

  • ・下顎角形成術(エラ削り):下顎角部の骨を切除し、シャープなフェイスラインを作ります。
  • ・頬骨縮小術:突出した頬骨弓部を内方へ移動し、横幅を狭めます。
  • ・オトガイ形成術:オトガイ骨を切除・移動してあご先の形状を整えます。

 

脂肪吸引・脂肪溶解注射

皮下脂肪の多い方には、顔面脂肪吸引や脂肪溶解注射(例:デオキシコール酸)によるボリュームダウンが有効です。脂肪吸引はカニューレ(管)を用いて物理的に脂肪を除去します。脂肪溶解注射は薬剤で脂肪細胞を溶かし、数週間かけて自然排出させます。

 

ボトックス注射(咬筋縮小)

咬筋(エラの筋肉)が発達している場合、ボツリヌストキシン製剤を注射し、筋肉を萎縮させてフェイスラインを細くします。ダウンタイムが短く、人気の高い施術です。

 

糸リフト・HIFUなどのリフトアップ施術

加齢や皮膚のたるみが主因の輪郭の緩みに対しては、糸リフト(スレッドリフト)、HIFU(高密度焦点式超音波)などで皮膚やSMAS(表在性筋膜)を引き上げます。

 

小顔施術で報告されている代表的なリスク事例

小顔治療は高い満足度が期待できる一方で、専門医でも細心の注意が必要なリスクが伴います。以下に、他院や業界で報告された主なリスク事例を挙げます。

 

1. 神経損傷による顔面麻痺・しびれ

輪郭形成術(特に下顎角形成術やオトガイ形成術)では、顔面神経やオトガイ神経の損傷リスクがあります。神経の位置を誤って骨切りすると、術後に口唇や下顎部のしびれ、最悪の場合は顔面麻痺が生じることがあります。他院での報告例では、永久的なしびれや表情筋の動きの障害が残ったケースもあります。

 

2. 血腫・感染・皮膚壊死

骨切りや脂肪吸引施術は、術中の血管損傷や術後の血腫形成、創部の感染リスクがあります。特に脂肪吸引では、皮膚への血流障害が生じると皮膚壊死に至ることも。実際に、術後の適切な圧迫管理が行われず皮膚壊死をきたした事例が複数報告されています。

 

3. 過度な骨切りによる変形や左右非対称

骨切り量や左右バランスの調整が不十分だと、非対称な輪郭や、下顎角部が過度に削り取られてしまう「ウィッチチン」変形が発生することがあります。これらは修正が極めて困難です。

 

4. ボトックスによる表情の不自然さ・咀嚼障害

ボトックス注射で咬筋を過度に萎縮させると、表情が不自然になったり、咀嚼機能に支障をきたすことがあります。また、非医療機関による不適切な製剤・手技の使用で、重篤な副作用を生じた例も報告されています。

 

5. 糸リフトによる皮下の異物反応・糸の露出

糸リフトでは、皮膚の薄い方や強い引き上げを希望される方で、糸の露出や皮膚の凹凸、慢性炎症(異物反応)が生じることがあります。糸が皮膚を突き破った症例や、感染による膿瘍形成も報告されています。

 

リスクを最小限に抑えるための回避策

リスクを最小限にとどめるためには、術前の評価と精密な手技、アフターケアが不可欠です。ここでは、代表的な回避策を挙げます。

  1. 1.や術前CTや3D画像による詳細な骨・神経走行の評価で、解剖学的リスク部位を明確化する。
  2. 2.や骨切りでは神経温存を第一に、超音波骨切り器(ピエゾサージェリー)など精密機器を併用する。
  3. 3.や術中の出血管理を徹底し、必要に応じてドレーン留置や術後圧迫を的確に行う。
  4. 4.や左右対称性を重視したマーキング、術野の十分な露出と視認下での操作を徹底する。
  5. 5.や非外科的施術(ボトックス・脂肪溶解注射等)は、解剖学的ランドマークを熟知した医師が、適切な量と部位に注入する。
  6. 6.や糸リフトは皮膚の厚さ・たるみ度合いを考慮し、無理な引き上げを避ける。術後は十分な清潔管理と炎症モニタリングを行う。

また、患者さんへのインフォームドコンセント(十分な説明と同意)は極めて重要です。リスクや合併症の説明を怠らず、期待値調整と術後のフォローアップ体制を徹底しましょう。

 

安全で納得できる小顔整形のために

小顔整形は、患者さんの美的満足度を高める一方で、解剖学的なリスクや合併症管理が不可欠な繊細な治療です。安全な治療のために、以下のポイントを心がけましょう。

  • ・充分な術前診断とカウンセリングで、希望と現実のギャップを埋める。
  • ・施術経験と解剖学的知識が豊富な医師を選ぶ。
  • ・術前術後の経過観察、異常時の迅速な対応体制が整ったクリニックを選択する。
  • ・どんな施術にもリスクがあることを理解し、不安な点は必ず医師に確認する。

小顔整形は決して「簡単」「手軽」な施術ではなく、術後の仕上がりや合併症リスクも患者さんごとに異なります。情報を十分に集め、信頼できる医師としっかり相談したうえで、ご自身に合った治療法を選んでください。
当院では、最新の医療機器と安全管理体制のもと、患者さん一人ひとりの理想に寄り添った小顔治療を提供しております。ご不安やご質問があれば、いつでもご相談ください。

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