NEWS
更新情報
小顔
小顔施術のダウンタイムと回復期間徹底解説
理想のフェイスラインへ:小顔施術のダウンタイムと回復期間を徹底解説
小顔を目指す方々にとって、美容外科で受けられる小顔施術は魅力的な選択肢です。しかし、施術を検討する際に多くの方が気になるのが「ダウンタイム(回復期間)」や「痛み」「術後の過ごし方」ではないでしょうか。本記事では、最新の小顔施術に関するダウンタイムの実情や、より良い回復のためのポイント、術後ケアのコツなど、小顔専門の美容外科医の視点から詳細に解説していきます。
目次
- ・小顔施術の種類と特徴
- ・ダウンタイムの基礎知識
- ・施術別ダウンタイムと回復期間
- ・痛みのマネジメントと鎮痛法
- ・術後の過ごし方と日常生活の注意点
- ・ダウンタイムを短縮するための工夫
- ・合併症・リスクとその対応
- ・術後経過の実例紹介
- ・まとめ:理想の小顔を手に入れるために
小顔施術の種類と特徴
まずは代表的な小顔施術について、その特徴や目的を整理してみましょう。小顔を実現するための施術は多岐にわたり、皮膚・脂肪・骨格など異なるアプローチが存在します。ここでは代表的な施術を大別し、それぞれの概要を解説します。
1. 脂肪吸引(顔・顎下)
顔や顎下の余分な皮下脂肪をカニューレ(吸引管)で除去する施術です。特にフェイスラインのもたつきや二重顎、頬のふくらみが気になる患者さんに適応されます。局所麻酔または静脈麻酔下で行われることが多く、比較的短時間で終了します。
2. 脂肪溶解注射(デオキシコール酸・BNLSなど)
脂肪細胞を溶かす薬剤を注射し、頬や顎下の脂肪を減らします。切開不要でダウンタイムが短いのが特徴ですが、効果は脂肪吸引に比べてマイルドです。複数回の施術が必要な場合が多いです。
3. ボツリヌストキシン注射(エラボトックス)
咬筋(エラ部分)の筋肉量を減少させ、顔の横幅を狭く見せる効果を狙う注射です。筋肉の発達によるエラ張りが主な原因の場合に適応します。ダウンタイムはほぼありませんが、効果は約3〜6ヶ月持続します。
4. ハイフ(HIFU)・RF(高周波)などのエネルギーデバイス
超音波や高周波を利用し、皮膚や皮下組織を引き締めることでフェイスラインをシャープにする非侵襲的施術です。痛みやダウンタイムが少なく、直後から日常生活に復帰できることがほとんどです。
5. 骨切り手術(下顎角形成術、頬骨縮小術 など)
骨格自体を縮小する外科的手術であり、最も劇的な変化をもたらします。全身麻酔下で行われ、入院や長期のダウンタイムを要します。輪郭形成の最上位施術であり、骨格に起因する顔の大きさや形状の悩みに対応します。
6. フェイスリフト手術
皮膚や皮下組織、場合によってはSMAS(表在性筋膜系)を引き上げることで、たるみを改善し、シャープなフェイスラインを実現する手術です。中〜長期的なダウンタイムを要しますが、加齢によるたるみが主な原因の場合に特に有効です。
7. 糸リフト(スレッドリフト)
特殊な糸を挿入し皮膚や組織を物理的に引き上げる施術です。切開を伴わないため比較的ダウンタイムが軽く、たるみ改善やフェイスラインの引き締めに適しています。ただし効果の持続期間は手術に比べて短めです。
ダウンタイムの基礎知識
「ダウンタイム」とは、施術後に腫れ・内出血・痛みなどの症状が現れ、通常の社会生活に制限がかかる期間を指します。施術の種類や侵襲度、個々の体質により長さや内容が異なります。
- ・腫れ(浮腫):施術部位に一時的に水分や血液が集まり、むくみや膨らみが生じる現象。ピークは術後1〜3日、その後徐々に引いていく。
- ・内出血(皮下出血):血管の損傷による青アザ。部位によっては黄色や緑色に変化しながら1〜2週間で消失。
- ・痛み:手術直後がピークであり、鎮痛薬の内服や冷却でコントロール可能なことが多い。
- ・拘縮(硬化):脂肪吸引やリフト系施術で一時的に組織が硬くなることがある。マッサージや時間経過で改善。
- ・感覚異常:一時的な痺れや鈍感。通常数週間〜数ヶ月で自然回復。
- ・日常生活制限:運動や飲酒、入浴、メイク、マッサージなどの制限が生じることがある。
ダウンタイムの程度や期間は、施術内容・使用する麻酔・個人差など多くの要素が絡み合います。正確な情報を知ることで、計画的な施術が可能となります。
施術別ダウンタイムと回復期間
ここからは、具体的な小顔施術ごとに、ダウンタイムの特徴や回復までの流れ、術後の注意点などを詳述します。
脂肪吸引(顔・顎下)のダウンタイム
- ・腫れ:施術直後から出現し、ピークは2〜3日。7〜10日で大部分が改善。完全消退は2〜3週間。
- ・内出血:皮膚の薄い部位に出やすく、メイクで隠せる程度が多い。1〜2週間で消失。
- ・痛み:筋肉痛のような鈍痛が数日。鎮痛薬で十分コントロール可能。
- ・拘縮:術後1週間以降に硬さ・凹凸を感じることがあるが、2〜3ヶ月で改善。
- ・感覚異常:一時的な痺れや違和感が生じることがある。
圧迫バンドの着用が推奨される場合が多く、術後24時間はしっかり、その後は数日間夜間のみというパターンが多いです。また、飲酒・激しい運動・長風呂は1週間程度控えるのが理想的です。
最終的なフェイスラインの完成は、術後2〜3ヶ月を要します。
脂肪溶解注射のダウンタイム
- ・腫れ:薬剤による浮腫が1〜3日。ごく軽度。
- ・内出血:細い針を使用するため少ないが、稀に点状の青アザが出現。1週間以内に消失。
- ・痛み:注入時の軽い痛み、術後の圧痛や熱感が数日。
マスクで容易に隠せ、日常生活への影響はほとんどありません。メイクも当日から可能です。ただし、繰り返しの施術が必要なケースが多いため、総合的なスケジューリングが重要です。
エラボトックス(ボツリヌストキシン注射)のダウンタイム
- ・腫れ・内出血:ほぼなし。稀に軽度の針跡や内出血。
- ・痛み:注射時に軽い痛みがあるのみ。
施術直後からメイク可能で、日常生活への制限はありません。効果発現は2週間〜1ヶ月。
ハイフ・RFなどエネルギーデバイスのダウンタイム
- ・腫れ:ごく軽度で、1日以内に消失。
- ・赤み:施術直後に出ることがあるが、数時間で改善。
- ・痛み:個人差あるが、施術中の熱感や鈍痛程度。
ノーダウンタイム施術として人気。ごく稀に一時的な感覚異常(痺れ・違和感)が数日~数週間続くことがあります。
骨切り手術のダウンタイム
- ・腫れ:術後3日でピーク、1〜2週間で大きく軽減。完全消退は3〜6ヶ月。
- ・内出血:皮下・粘膜下の広範囲に出現。2週間前後で目立たなくなる。
- ・痛み:術後2〜3日がピーク。鎮痛薬でコントロール。
- ・感覚異常:一時的または長期的な知覚鈍麻・痺れが生じることがある。
- ・拘縮:組織の硬さや違和感が数ヶ月続く。
- ・食事制限:流動食から徐々に通常食へ。
入院期間は1〜3日が一般的。術後2週間は安静が推奨されます。社会復帰は2週間〜1ヶ月を目安に計画を立てる必要があります。
フェイスリフト手術のダウンタイム
- ・腫れ:術後3〜5日でピーク。1〜2週間で大部分が改善。
- ・内出血:切開ライン周囲に生じることが多い。1〜2週間で消失。
- ・痛み:術後数日間がピーク。鎮痛薬で十分コントロール。
- ・傷跡:耳前後や生え際に創部が残る。3〜6ヶ月で成熟。
術後1週間は洗髪や激しい運動を控え、1週間後に抜糸。メイクは抜糸後から可能です。
糸リフト(スレッドリフト)のダウンタイム
- ・腫れ:軽度で1〜3日。
- ・内出血:点状の青アザが出ることがあるが、1週間以内に消失。
- ・痛み:術後数日間、表情時に違和感や鈍痛。
- ・拘縮:糸の挿入経路に一時的な硬結や凹凸が生じることがある。
メイクや洗顔は当日または翌日から可能。激しい表情やマッサージは1週間控えることが推奨されます。
痛みのマネジメントと鎮痛法
施術後の痛みは、多くの患者さんが不安に感じる要素です。痛みの強さや持続期間は施術ごとに異なりますが、現代の美容外科では様々な鎮痛法を組み合わせ、患者さんの負担を最小化しています。
- ・脂肪吸引や骨切り手術:術後2〜3日が痛みのピーク。アセトアミノフェン製剤やNSAIDsが標準で処方されます。局所冷却も有効。
- ・脂肪溶解注射や糸リフト:軽度の鈍痛・圧痛。市販鎮痛薬で十分コントロール可能。
- ・エラボトックス・ハイフ:ほとんど痛みなし。ごく一時的な違和感のみ。
痛みが強い場合や、鎮痛薬が効かない場合は速やかに主治医へ相談しましょう。痛みの訴えは合併症の早期発見にもつながります。
術後の過ごし方と日常生活の注意点
術後の回復を順調に進め、合併症を防ぐためには、日常生活における工夫や注意が不可欠です。施術ごとに異なるポイントをまとめます。
脂肪吸引・骨切り手術・リフト手術後の注意
- ・安静:術後48〜72時間は積極的な安静が推奨されます。
- ・頭部挙上:枕を高くして寝ることで腫れを軽減できます。
- ・圧迫バンド:医師の指示通りに着用。過度な締め付けは逆効果。
- ・食事:骨切り手術後は流動食→軟食→通常食と段階的に戻す。
- ・洗顔・洗髪:創部の濡れを避け、清潔を保つ。
- ・飲酒・喫煙:術後1〜2週間は控える。血流障害や回復遅延の原因。
- ・運動:1週間程度は激しい運動を控える。
- ・日焼け:術後の色素沈着リスク増加を避けるため、UV対策を徹底。
注射・非侵襲系施術後の注意
- ・施術部位のマッサージや強い刺激は1週間控える。
- ・長時間の入浴やサウナ、激しい運動も24時間控える。
- ・化粧・洗顔は当日または翌日からOK。ただし過度な摩擦は避ける。
症状に応じて個別の指導がなされるため、不明点は必ず医師に確認しましょう。
ダウンタイムを短縮するための工夫
ダウンタイムの短縮は、現代美容外科における重要な課題です。患者さんの社会復帰やQOL向上のため、以下のような工夫が施されています。
- ・術中の止血管理:電気メスや止血剤の適切な使用で内出血を最小化。
- ・腫れ止め薬・点滴:ステロイドや抗浮腫剤、ビタミンC点滴など。
- ・冷却:術後数時間のアイシングが腫れ・痛みの軽減に有効。
- ・圧迫バンドの適正使用:過不足なく圧迫を行う。
- ・術後早期のリンパドレナージュ:医師の許可のもと、軽いマッサージで浮腫軽減。
- ・高たんぱく・低塩分の食事:組織修復と浮腫予防。
また、個々の体質や既往症に応じて、内服薬や漢方薬(例:ツムラ防已黄耆湯など)を追加処方する場合もあります。
合併症・リスクとその対応
ダウンタイムの延長や異常な症状は、合併症の可能性も考慮が必要です。主な合併症とその対策について解説します。
- ・感染:発赤、熱感、膿などが出現すれば早期受診。抗生剤投与や場合によってはドレナージュが必要。
- ・血腫:術後急激な腫れや激痛。血腫除去手術が必要な場合も。
- ・瘢痕・色素沈着:適切な創部ケアとUV対策。
- ・神経障害:知覚鈍麻や運動障害が長期化する場合、神経再生を促すリハビリや経過観察。
- ・左右差・凹凸:拘縮期のマッサージや追加施術で対応。
明らかな異常を感じたら、自己判断で市販薬を使う前に、必ず主治医へ連絡しましょう。
術後経過の実例紹介
ここでは、実際の患者さんの術後経過を時系列で紹介し、ダウンタイム中のリアルな感覚や回復の様子をイメージできるようにします。
脂肪吸引(顎下)の実例
- 1. 術後当日:圧迫バンド着用。軽度の腫れと違和感。鎮痛薬内服でコントロール。
- 2. 術後3日:腫れのピーク。顔がやや丸く見える。
- 3. 術後7日:腫れが落ち着き、圧迫バンドは夜間のみ。
- 4. 術後14日:ほぼ通常の生活に復帰。内出血痕も消失。
- 5. 術後1ヶ月:引き締まったフェイスラインが出現。拘縮による軽い硬さあり。
- 6. 術後3ヶ月:完全に自然なラインに。患者本人も「周囲にバレずに小顔になれた」と満足。
骨切り手術(下顎角形成術)の実例
- 1. 術後当日:入院管理。強い腫れ・口腔内の違和感。流動食開始。
- 2. 術後3日:腫れのピーク。発語や咀嚼が困難。
- 3. 術後1週間:腫れが軽減。内出血も徐々に吸収。
- 4. 術後2週間:外出可能な状態に。食事は軟食。
- 5. 術後1ヶ月:大部分の腫れが引く。感覚鈍麻は一部残存。
- 6. 術後3ヶ月:フェイスラインが完成。知覚障害はほぼ改善。
- 7. 術後6ヶ月:傷跡や拘縮も消失。満足度高。
エラボトックスの実例
- 1. 施術当日:針跡も目立たず、直後から社会復帰。
- 2. 1週間後:効果の兆し。咬筋の厚みが減ってきた感覚。
- 3. 1ヶ月後:明らかな小顔効果。患者本人も驚く変化。
- 4. 3ヶ月後:効果持続中。再施術の時期を相談。
まとめ:理想の小顔を手に入れるために
小顔施術には多様な選択肢があり、それぞれのダウンタイムや回復期間には大きな違いがあります。施術の選択においては、ダウンタイムの長さや術後の生活制限だけでなく、効果の持続性・リスク・自分のライフスタイルとの相性も十分に考慮する必要があります。
美容外科医としては、患者さんが不安なく施術に臨めるよう、事前のインフォームドコンセントを徹底し、術後のフォローアップもきめ細かく行うことを重視しています。小顔施術のダウンタイムを正しく理解し、計画的に新しい自分へと一歩を踏み出しましょう。
ご相談・カウンセリングはお気軽に。あなたの「なりたい小顔」を、私たちが全力でサポートいたします。