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目の整形

目元の美容整形手術:術式別のダウンタイムと回復期間の真実

目元の美を追求する美容外科手術とダウンタイムの現実

美容外科における目元の整形は、患者様の外見的印象を大きく変化させるだけでなく、生活の質(QOL)や自己肯定感にも大きく寄与します。しかし、手術という非日常的な体験にあたっては、術後のダウンタイムや回復期間、術後管理の重要性を正しく理解することが極めて重要です。本記事では、代表的な目元の美容外科手術ごとに、最新の外科学的見地からそのダウンタイムと回復の実情、痛み・腫脹・内出血・合併症リスクの管理方法、さらに術後の過ごし方や注意事項について詳細に解説します。

目次

  • ・埋没法二重術のダウンタイムと回復管理
  • ・切開法二重術:深部構造変化と術後経過
  • ・目頭切開・目尻切開:拡大術のリカバリー
  • ・下眼瞼形成術(たるみ・クマ治療)の実際とダウンタイム
  • ・眼瞼下垂手術:機能と美観の回復プロセス
  • ・涙袋形成、上眼瞼脂肪除去、グラマラスライン形成の術後経過
  • ・術後の痛み・腫れ・内出血管理のポイント
  • ・ダウンタイム短縮のためのセルフケアとクリニックでのアフターケア
  • ・合併症発生時の適切な対応と再手術のタイミング
  • ・社会復帰・メイク・運動再開の目安と注意点
  • ・まとめ:目元美容整形のダウンタイムを正しく乗り越えるために

 

埋没法二重術のダウンタイムと回復管理

埋没法は糸を用いて二重のラインを形成し、皮膚切開を伴わない低侵襲の二重術式です。そのため、ダウンタイムは比較的短いものの、術後数日間は浮腫・軽度の内出血・違和感が出現することが一般的です。

具体的なダウンタイムの経過:

  • ・術直後:局所麻酔の影響で腫脹は最高潮。直後から2日目までが腫れのピーク。
  • ・2〜3日目:腫れ・浮腫が持続。内出血斑が出現する場合も。
  • ・4〜7日目:腫れや内出血は徐々に軽減。メイクやアイメイクでカバー可能。
  • ・1〜2週間後:ほぼ日常生活に支障なし。違和感や軽いつっぱり感が残ることも。
  • ・1ヶ月後:二重幅が最終的に安定。


痛み・術後管理:

  • ・術後の痛みは非常に軽度で、鎮痛薬(アセトアミノフェンやNSAIDs)で十分対応可能。
  • ・24〜48時間は冷却を推奨。過度な圧迫やこすりは厳禁。
  • ・洗顔・シャワーは翌日から可能、コンタクトレンズは2〜3日後から装用可。


注意点・合併症:

  • ・糸の露出や感染、二重ラインの消失が稀に発生。異常があれば速やかに医師へ。

 

切開法二重術:深部構造変化と術後経過

切開法は皮膚切開を伴い、眼輪筋やROOF(retro-orbicularis oculi fat)、瞼板前脂肪などの深部組織を精密に処理することで永久的な二重ラインを形成する手術です。組織損傷が大きいため、埋没法と比較しダウンタイムが長くなります。

ダウンタイムの詳細:

  • ・術後1〜3日:腫脹・疼痛・発赤が最も強い。圧痛や異物感が顕著。
  • ・4〜7日:抜糸時期(通常5〜7日目)。腫れは徐々に減少、内出血の色調変化(赤→青→黄色)。
  • ・2週目:腫れ・内出血は大幅に改善。創部の赤み・硬結(しこり感)が残存。
  • ・1ヶ月後:腫れはほぼ消失。二重幅が安定し、創部の赤みも目立たなくなる。
  • ・3〜6ヶ月:瘢痕の成熟に伴い、最終的な二重ラインに。


術後の痛み・管理:

  • ・初期は冷却療法(アイスパック)を1日3〜4回、各10分程度施行。
  • ・鎮痛薬や抗生剤の内服指示を遵守。
  • ・創部は清潔に保ち、抜糸まで濡らさないことが基本。
  • ・抜糸まではアイメイク不可。


合併症と対応:

  • ・血腫形成、創部感染、二重幅の左右差、肥厚性瘢痕などが稀に発生。
  • ・異常があれば迅速に医師の診察を受ける。

 

目頭切開・目尻切開:拡大術のリカバリー

目頭切開(内眥形成)、目尻切開(外眥形成)は蒙古襞の解除や外眼角の延長により目の横幅を拡大する術式です。微細な皮膚・粘膜切開を伴い、個人差がありますが、術後早期は炎症反応が目立ちます。

ダウンタイムの流れ:

  • ・術後1〜3日:局所腫脹・赤み。特に目頭部は浮腫が顕著。
  • ・4〜7日:腫れは改善傾向、内出血は軽度。
  • ・5〜7日:抜糸。赤みや瘢痕が残るが、徐々に薄くなる。
  • ・2週間〜1ヶ月:瘢痕の成熟。色素沈着や傷跡はメイクでカバー可能。


術後管理:

  • ・清潔保持と創部の保護が重要。
  • ・摩擦や強い刺激は避ける。
  • ・UVケア(遮光)が色素沈着予防に有効。


合併症:

  • ・肥厚性瘢痕、傷跡の段差、過剰切開による不自然な形態変化。
  • ・個人差が大きく、術前のデザインが重要。

 

下眼瞼形成術(たるみ・クマ治療)の実際とダウンタイム

下眼瞼形成術(下まぶたのたるみ取り、いわゆる下眼瞼除皺術や経結膜的脂肪除去術)は、老化や遺伝的な脂肪膨隆、皮膚のたるみ、色素沈着に対する根本的なアプローチです。皮膚切開法と経結膜法でダウンタイムが異なります。

皮膚切開法(皮膚および筋層の切除を伴う場合):

  • ・術後1〜3日:浮腫・腫脹・内出血が強い。下眼瞼の違和感や涙目を訴えることも。
  • ・4〜7日:腫れ・内出血は改善傾向。5〜7日目で抜糸。
  • ・2週間:ほぼ腫れは消失。内出血の色素が残る場合はコンシーラーでカバー。
  • ・1ヶ月後:創部の赤みも改善し、最終的な形態へ。


経結膜法(皮膚切開を伴わず結膜面から脂肪を摘出):

  • ・術後1〜3日:腫れや充血は軽度。内出血はまれ。
  • ・7日以内にほぼ社会復帰可能。


術後管理・注意点:

  • ・術後2〜3日は冷却を徹底。
  • ・点眼薬や軟膏を指示通り使用。
  • ・結膜炎やドライアイ、外反症状に注意。

 

眼瞼下垂手術:機能と美観の回復プロセス

眼瞼下垂は、眼瞼挙筋腱膜の弛緩や断裂により上眼瞼の開瞼不全を生じる状態であり、機能的改善と美容的効果を同時に目指す高度な術式です。術後は重度の腫脹や浮腫が必発であり、患者指導がきわめて重要です。

術後経過:

  • ・術直後〜3日:強い腫脹・内出血。両側同時手術の場合は顔貌変化が顕著。
  • ・4〜7日:腫れは徐々に改善。抜糸(5〜7日目)時に創部の硬結や軽い疼痛が残存。
  • ・2週間:浮腫・内出血は消失。開瞼機能の最終評価は1〜3ヶ月後。


術後管理:

  • ・冷却療法、鎮痛薬、抗生剤を適切に使用。
  • ・視野の変化や複視、創部の強い痛みは早期に報告。
  • ・機能回復にはリハビリテーション(開閉瞼運動)が有効。


合併症:

  • ・過矯正・低矯正、左右差、睫毛内反、眼瞼外反、ドライアイ。
  • ・再手術が必要な場合もあるため、経過観察が重要。

 

涙袋形成、上眼瞼脂肪除去、グラマラスライン形成の術後経過

涙袋形成(ヒアルロン酸や脂肪注入)、上眼瞼脂肪除去術(脂肪脱脂)、グラマラスライン形成(下眼瞼牽引術)は、比較的低侵襲な施術ですが、それぞれ特有のダウンタイムがあります。

涙袋形成(ヒアルロン酸注入):

  • ・注入直後:軽度の腫れ・内出血。1〜2日で落ち着く。
  • ・メイクは当日から可。内出血があれば1週間程度で消失。
  • ・稀にしこり形成や左右差、アレルギー反応。


上眼瞼脂肪除去:

  • ・術後1〜3日:腫れ・内出血。
  • ・1週間前後で日常生活復帰可能。


グラマラスライン形成:

  • ・術後腫れ・内出血は2〜7日程度。
  • ・特に下眼瞼外反や不自然なライン形成に注意。

 

術後の痛み・腫れ・内出血管理のポイント

目元の美容整形において、術後の疼痛・腫脹・内出血の管理は患者満足度を大きく左右します。

疼痛管理:

  • ・ほとんどの術式で非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やアセトアミノフェンで十分。
  • ・持続する激痛や異常な痛みは血腫・感染のサイン。


腫れ・内出血:

  • ・術後48時間は冷却療法が有効。
  • ・頭部挙上、アルコール・過度な運動の回避で浮腫軽減。
  • ・ビタミンKクリームやアルニカゲルの塗布も一部有用。


内出血が残る場合:

  • ・7〜14日で自然消退。
  • ・コンシーラーやサングラスでカバー。

 

ダウンタイム短縮のためのセルフケアとクリニックでのアフターケア

術後経過を良好に保ち、ダウンタイムを最小限にするためには、セルフケアと医療機関でのアフターケアが両輪となります。

セルフケア:

  • ・冷却療法(術後48時間)と頭部挙上。
  • ・高タンパク食、十分な睡眠、禁煙・禁酒。
  • ・創部を触らず、強くこすらない。
  • ・UVケア(外出時はサングラス等)で色素沈着予防。


クリニックでの対応:

  • ・定期診察(術後1日、1週、1ヶ月など)。
  • ・必要に応じて消炎処置、血腫や感染時の迅速な対応。
  • ・抜糸や傷跡ケア(シリコンジェルシート、ステロイド外用など)。


早期社会復帰のポイント:

  • ・メイクでのカモフラージュ法指導。
  • ・予定に合わせた術式選択(短期間で復帰したい場合は埋没法や経結膜法を推奨)。

 

合併症発生時の適切な対応と再手術のタイミング

どの術式にもリスクは伴います。合併症が生じた場合、早期発見・早期治療が不可欠です。

主な合併症:

  • ・血腫形成:術直後の強い腫脹や痛み、視力障害があれば緊急対応。
  • ・感染:発赤・腫脹・膿汁・発熱等の炎症反応。抗生剤投与・排膿処置。
  • ・創部離開・糸の露出:再縫合や抜糸。
  • ・左右差、過剰・低矯正:術後数ヶ月は経過観察のうえ、必要時再手術。
  • ・瘢痕肥厚:ステロイド外用やレーザー治療。


再手術のタイミング:

  • ・瘢痕や組織の成熟を待ち、通常は3〜6ヶ月以降が原則。
  • ・急性期(1ヶ月未満)の再手術は原則避ける。

 

社会復帰・メイク・運動再開の目安と注意点

日常生活への復帰やメイク、運動再開は、術式や経過によって異なります。

社会復帰の目安:

  • ・埋没法:術後3日〜1週間
  • ・切開法・眼瞼下垂:1〜2週間
  • ・下眼瞼形成(皮膚切開法):1〜2週間
  • ・涙袋形成等注入法:当日〜翌日


メイク再開:

  • ・傷口が塞がれば可(埋没法は翌日〜2日後、切開法・抜糸後)。
  • ・コンタクトレンズ:術後2〜7日目以降、主治医の指示を守る。


運動・入浴:

  • ・激しい運動や長時間入浴は、術後1〜2週間は控える。
  • ・軽いシャワーは術翌日から可。サウナやプールは1ヶ月後以降を推奨。

 

まとめ:目元美容整形のダウンタイムを正しく乗り越えるために

目元の美容整形は、術式ごとに回復期間やダウンタイムの特徴が異なります。埋没法や注入系施術は短期間、切開法や下眼瞼形成、眼瞼下垂手術はより長いダウンタイムが必要となります。患者様はご自身のライフスタイルや社会復帰の予定に合わせて術式を選択し、術後は医師の指示を厳守しながら、冷却・清潔保持・適切なセルフケアを徹底しましょう。合併症の早期発見、術後の違和感や不安があれば速やかに主治医へ相談することが、トラブル回避と満足度向上への鍵となります。

高度な美容外科的知識と術後管理をもとに、理想の目元と安全な美容医療の実現を目指しましょう。

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