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目の整形
目元の美容外科手術を徹底解説:術式・デザイン・体験談・Q&Aまで
目元の美容外科手術のすべて:手術法、デザイン、体験談、疑問解消まで徹底ガイド
目次
- ・目元整形の基礎知識と最新トレンド
- ・代表的な術式:埋没法・切開法・目頭切開・目尻切開・眼瞼下垂修正・涙袋形成・他
- ・個々の目元デザインとカウンセリングの重要性
- ・術前検査とデザイン決定の流れ
- ・施術当日の流れと麻酔の種類
- ・ダウンタイム・リスク・術後ケア
- ・よくある質問Q&A
- ・患者体験談:リアルな声から学ぶ
- ・まとめと今後の展望
目元整形の基礎知識と最新トレンド
目元整形は、日本国内外で最も人気が高く、年間に数十万件以上施術が行われる美容外科分野のひとつです。特に二重まぶた形成術(埋没法・切開法)は、初めて美容外科を受診する患者様に選ばれることが多い一方、目頭切開・目尻切開・眼瞼下垂修正・涙袋形成・下眼瞼下制術など、より専門的・高度な術式も増加傾向にあります。
最近のトレンドとしては、単なる「二重の幅」だけでなく、蒙古襞の形態、目頭と目尻のバランス、黒目の露出度、まぶたの厚み・皮膚のたるみ、左右差の微調整など、個々の顔立ちに合わせたオーダーメイドのデザインが重視されています。また、年齢とともにまぶたが重くなる眼瞼下垂や、加齢によるたるみ取りも人気です。
- ・ナチュラル志向と派手志向の二極化
- ・韓国式デザインの流行(平行型二重・目頭切開併用)
- ・ダウンタイム短縮・腫れにくい術式の進化
- ・男性の目元整形患者の増加
- ・非外科的(ヒアルロン酸・ボトックス等)施術との併用
どんなトレンドも「自分に合ったデザイン」と「安全性」が最重要です。以下、代表的な術式を具体的に解説します。
代表的な術式:埋没法・切開法・目頭切開・目尻切開・眼瞼下垂修正・涙袋形成・他
埋没法(二重まぶた形成)
埋没法は、糸を皮膚の下に通して二重を作る、最もポピュラーな二重まぶた形成術です。
- ・局所麻酔下で行い、皮膚を切らずに糸でまぶたを留める
- ・ダウンタイムが短く、腫れが少ない
- ・戻りやすさ(元に戻るリスク)はあるが、術後の修正も容易
- ・糸のかけ方:2点法・3点法・4点法、ループ法、連結法など多数
- ・適応:皮膚が薄い/たるみが少ない/脂肪が少ない方に最適
専門家の視点からみると、埋没法のデザインは「二重幅」「末広型・平行型」「挙筋法・瞼板法」の選択がポイント。特に蒙古襞の強さ、眼輪筋の発達、ROOF脂肪の厚みを術前に評価し、術式を選びます。
切開法(二重まぶた形成)
切開法は、まぶたの皮膚を切開し、眼輪筋やROOF脂肪(眼窩脂肪)を適宜処理しながら、二重のラインを強固に形成する術式です。
- ・皮膚・眼輪筋・脂肪の切除や移動が可能
- ・二重が戻りにくく、永久的な効果
- ・ダウンタイム(腫れ・内出血)は埋没法より長い
- ・過剰な切除は凹み・三重・不自然なラインのリスクあり
- ・適応:皮膚のたるみ・脂肪が多い・厚みがある方、埋没法の再発例
切開法のデザインは、切開線の長さ・位置・深さの微調整が重要。眼窩隔膜・挙筋腱膜・皮膚の癒着をコントロールし、左右差や蒙古襞の形態に合わせて術式を選択します。
目頭切開
目頭切開は、蒙古襞(内眼角の皮膚の被さり)を切開し、目の横幅を拡大・平行型二重を作る術式です。
- ・Z形成術・W形成術・内田法・リドレープ法など複数の術式
- ・蒙古襞の強さ・切除量によりデザインを調整
- ・切りすぎると「寄り目」「不自然な平行型」のリスクあり
- ・皮膚瘢痕(傷あと)のケアが重要
- ・目頭のピンク(涙丘)の露出度をデザイン時に確認
目頭切開は、二重まぶた形成と併用されることが多く、術前のシミュレーションが極めて重要な手術です。術後の瘢痕ケアにはテーピングや軟膏を使用します。
目尻切開・下眼瞼下制術
目尻切開は、目の外側(外眼角)を広げて目を大きく見せる方法です。下眼瞼下制術(たれ目形成)は、下まぶたの外側を下方に移動させ、やや垂れた印象を作ります。
- ・目尻切開:外眼角の靭帯(外側靭帯)を一部切離する
- ・下眼瞼下制術:下眼瞼牽引筋・外側支持組織を移動
- ・限界以上に切開しても効果が出にくい(骨格・眼球の位置に依存)
- ・後戻りや瘢痕のリスクあり
- ・適応:目の横幅を広げたい・たれ目にしたい患者様
目尻切開・下眼瞼下制術は、目頭切開や二重形成と組み合わせることで、全体的なバランスを調整します。過剰な切開による外反のリスクを避けるには、解剖学的知識とデザイン力が問われます。
眼瞼下垂修正術
眼瞼下垂は、上まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が弱く、黒目が隠れて目が重く見える状態です。先天性と後天性(加齢性・ハードコンタクトレンズ長期使用・外傷など)があります。
- ・挙筋腱膜前転法:挙筋腱膜を前方に縫い縮める
- ・ミュラー筋短縮法:ミュラー筋を短縮して上まぶたを引き上げる
- ・ROOF脂肪・皮膚の余剰を同時に切除することも
- ・二重形成と同時に行う場合も多い
- ・術後は視野が広がり、疲れ目・頭痛改善も期待
診断には、挙筋機能・瞼裂高(MRD値)・左右差・合併症(ドライアイ・逆さまつげ等)の評価が必須。術中に開瞼度を確認しながら、左右差も慎重に調整します。
涙袋形成・その他の目元施術
涙袋(下まぶたの膨らみ)は、優しげで華やかな印象を与えるため、近年非常に人気の高い施術です。
- ・ヒアルロン酸注入による涙袋形成
- ・脂肪注入や人工組織(ゴアテックス等)による半永久的な涙袋形成
- ・下眼瞼脱脂術(目の下のクマ・膨らみ除去)
- ・逆さまつげ矯正術(睫毛内反症手術)
- ・上眼瞼・下眼瞼のたるみ取り(切開による皮膚切除・脂肪移動)
涙袋形成は、注入量・位置・左右差の微調整が重要。ヒアルロン酸の種類(粒子の大きさ・硬さ)や、脂肪注入の定着率にも工夫が必要です。
個々の目元デザインとカウンセリングの重要性
目元整形では、「どんな二重・どんな目元にしたいか」という明確なゴール設定が最も大切です。しかし、「芸能人のような平行型二重」や「SNSの加工画像のような目」など、患者様の希望が必ずしもその方の顔立ちに合うとは限りません。
美容外科医は、以下の観点からデザインを決定します。
- ・顔全体のバランス(眉毛・鼻・口・頬骨・顎との調和)
- ・まぶたの厚み・脂肪量・皮膚のたるみ
- ・蒙古襞の強さ・目頭の形態
- ・まつげの生え方
- ・左右差(骨格・筋肉・脂肪の非対称)
- ・黒目の見え方(瞳孔中心と瞼裂の位置関係)
カウンセリングでは、シミュレーション(アイプチ・スティック等)や写真加工アプリを用いて、術後イメージの共有を徹底します。また、リスク・ダウンタイム・費用・修正可能性についても十分説明し、納得の上で施術を受けていただくことが重要です。
術前検査とデザイン決定の流れ
目元整形の術前評価は、結果の満足度と安全性を左右します。以下は、一般的な流れとチェックポイントです。
- 1.やりたいデザイン・希望の二重幅・形状のヒアリング
- 2.既往歴・アレルギー・既存の目元手術歴のチェック
- 3.まぶたの厚み・皮膚弾力性・脂肪量・筋肉量の触診
- 4.蒙古襞・目頭・目尻・涙丘の形態評価
- 5.眼瞼下垂・開瞼力(挙筋機能)の計測(MRD-1、MRD-2)
- 6.左右差(眉毛位置・まぶた形態・骨格)の評価
- 7.アイプチ・プッシャー等で仮二重ラインのシミュレーション
- 8.術式・切開範囲・糸の通し方・併用術式の決定
- 9.リスク・合併症・ダウンタイムの説明、同意取得
- 10.必要に応じて血液検査・アレルギーチェック・写真撮影
これらを丁寧に行うことで、術後のトラブルや「イメージと違う」「左右差が気になる」といった不満を最小限に抑えることができます。
施術当日の流れと麻酔の種類
施術当日は、リラックスして来院いただくことが大切です。施術までの流れを解説します。
- 1.最終デザイン確認(ペンでライン描画・座位で微調整)
- 2.麻酔(局所麻酔・笑気麻酔・静脈麻酔のいずれか、または併用)
- 3.施術(埋没法:約10~20分、切開法:約40~90分、併用術式は長め)
- 4.術後の冷却・止血・内服薬(抗生剤・鎮痛剤等)処方
- 5.術後説明(注意事項・ダウンタイム・通院日程の案内)
麻酔の種類について専門的に解説します。
- ・局所麻酔:リドカイン・エピネフリン含有局麻薬を皮下・筋層に注射
- ・笑気麻酔:吸入ガスでリラックス効果・痛みの軽減
- ・静脈麻酔:ミダゾラム・プロポフォール等の静注により眠った状態で施術
- ・全身麻酔:大規模な手術・複数部位同時施術に適応
痛みや緊張が強い方には笑気麻酔や静脈麻酔を併用しますが、「術中の開瞼度確認」など患者様自身の協力が必要な場合は、局所麻酔のみで行うことが多いです。
ダウンタイム・リスク・術後ケア
ダウンタイムの経過
目元整形のダウンタイムは、術式や個人差によりますが、下記が目安です。
- ・埋没法:腫れ2~5日、内出血1週間前後、メイク・洗顔は当日~翌日から可
- ・切開法:腫れ・内出血7~14日、抜糸5~7日後、メイク・洗顔は抜糸翌日から
- ・目頭切開・目尻切開:腫れ・内出血約10日前後、抜糸5~7日後
- ・眼瞼下垂修正:腫れ・内出血7~14日、視界の違和感は1か月程度
- ・涙袋ヒアルロン酸:腫れ・内出血2~5日(ほとんどなし)
腫れ・内出血・痛みには個人差があり、体調・生理周期・既往歴・喫煙歴なども影響します。術後の冷却、強くこすらない、飲酒・運動・サウナは1週間程度控えることが推奨されます。
主なリスクと合併症
- ・左右差(もともとの骨格・筋肉・脂肪の非対称含む)
- ・二重幅の戻り・ライン消失(埋没法は特に)
- ・感染・腫れ・内出血・血腫
- ・瘢痕(傷あと)・肥厚性瘢痕
- ・三重・ラインの乱れ・食い込み過剰
- ・目が閉じにくい・ドライアイ・違和感
- ・外反・内反(まつげやまぶたが外側・内側に反る)
- ・涙袋ヒアルロン酸ではしこり・左右差・血流障害
これらのリスクは、術前の診断・デザイン・手技の正確性、術後ケアの徹底で大きく減らせます。万一、術後にトラブルが起きた場合も、多くは再手術や局所処置で改善可能です。
術後ケアの実際
- ・冷却:術後48時間は15分ごとにアイスノン等で冷やす
- ・内服:抗生剤・鎮痛剤・むくみ止め等の服用
- ・消毒・軟膏:切開部には清潔な綿棒で消毒・抗生剤軟膏を塗布
- ・洗顔・メイク:医師の指示に従い再開
- ・テープ固定:目頭切開・目尻切開・抜糸までテーピングを続ける場合あり
- ・コンタクトレンズ:抜糸後・腫れが引いてから装用再開
- ・術後検診:1週間・1ヶ月・3ヶ月など経過観察
術後の異常(激しい痛み・急な腫れ・出血・視力障害等)があれば、すぐに医師に連絡し、経過観察や必要な処置を受けましょう。
よくある質問Q&A
Q1. 埋没法と切開法、どちらが自分に向いていますか?
A. まぶたの皮膚の厚み・脂肪量・たるみ具合・希望する二重ラインの幅によります。
- ・皮膚が薄く・脂肪が少ない方、ダウンタイムを短くしたい方には埋没法が適応
- ・皮膚が厚い・たるみがある・幅広二重を希望・埋没法の再発例には切開法が適応
カウンセリングで診断し、最適な術式を選択しましょう。
Q2. 目頭切開は傷あとが目立ちますか?
A. 目頭切開は、術後1ヶ月ほど赤み・硬さがありますが、約3~6ヶ月で目立ちにくくなります。
- ・皮膚の厚さ・体質によって個人差あり
- ・瘢痕体質の方は肥厚性瘢痕・ケロイドに注意
- ・術後はテーピング・紫外線予防・美白ケアが有効
Q3. 二重幅や左右差が気になる場合、修正できますか?
A. 多くの場合、修正が可能です。術後1ヶ月以上経過し、腫れ・内出血が引いてから最終的なラインが決まります。
- ・埋没法:糸の抜去・再固定で修正可能
- ・切開法:再切開や脂肪移動・皮膚移植等で修正
- ・ただし過剰な修正は瘢痕・皮膚の収縮などリスクも
主治医とよく相談し、修正手術の適応を判断します。
Q4. ダウンタイム中に仕事や学校に行けますか?
A. 埋没法は比較的ダウンタイムが短く、メイクでカバーできることが多いです。切開法や目頭切開は、1~2週間程度の腫れ・内出血が目立つ場合があります。
- ・メガネ・サングラスでカバーする方も多い
- ・大切な予定の1ヶ月以上前に施術するのがおすすめ
Q5. ヒアルロン酸の涙袋形成はどのくらい持ちますか?
A. 涙袋ヒアルロン酸は、使用する製剤や体質によりますが、約6ヶ月~1年程度持続します。
- ・代謝が早い方は3~6ヶ月で吸収されることも
- ・定期的な再注入で理想的な形をキープ可能
患者体験談:リアルな声から学ぶ
Case1:20代女性・埋没法+目頭切開
「アイプチが取れるのがストレスで、初めて美容外科を受診しました。カウンセリングでは、平行型二重と目頭切開を提案され、シミュレーションで納得して手術へ。埋没法はあっという間で、目頭切開は抜糸まで少しチクチクしましたが、1ヶ月で希望通りの目元になりました。友人にも自然と言われて大満足です!」
Case2:30代男性・眼瞼下垂修正+二重切開法
「子供の頃から目が重く、年齢とともに視界も狭くなってきたため、思い切って眼瞼下垂修正を受けました。術後は腫れましたが、1ヶ月後にはまぶたが軽くなり、目も大きく見えるように。職場でも『若返った』と好評です。もっと早く受ければよかったと思っています。」
Case3:40代女性・上眼瞼たるみ取り+涙袋形成
「加齢によるたるみとクマが気になり、上まぶたのたるみ取りと涙袋ヒアルロン酸を受けました。腫れや内出血も軽く、すぐにメイクで隠せる程度。目元が明るくなり、表情も若々しくなったと感じています。」
Case4:20代女性・目尻切開+下眼瞼下制術
「タレ目で大きな目元に憧れて、目尻切開と下眼瞼下制術を同時に受けました。腫れは1週間ほどで引き、理想のたれ目になりました。メイクの幅が広がり、写真写りも良くなって嬉しいです。」
Case5:30代女性・二重埋没法修正
「10年前に受けた埋没法が取れてしまい、再手術を受けました。カウンセリングで前回よりも広めのラインを提案され、術後の腫れも少なく、自然な仕上がりに大満足です。アフターケアも丁寧で安心できました。」
まとめと今後の展望
目元整形は、年齢・性別・希望するデザインによって、適応や術式選択が大きく異なります。現代の美容外科は、単なる「二重」だけでなく、目頭・目尻・まぶたの厚み・涙袋・眼瞼下垂など、総合的なバランスとオーダーメイドの美を追求しています。
術前のカウンセリング・シミュレーション、術中の正確な手技、術後のケア・フォローアップが満足度を左右します。万一のリスクや修正にも柔軟に対応できるクリニック選びが重要です。
今後は、より腫れにくく・傷あとが目立たず・短いダウンタイムで済む新しい術式や、AIによるデザインシミュレーション、再生医療的アプローチ(脂肪幹細胞移植など)の進化も期待されます。
目元整形を検討されている方は、まず信頼できる美容外科医とじっくり相談し、自分に合った最良の方法を選んでください。この記事が、皆様の美しい目元づくりの一助となれば幸いです。














