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豊胸
豊胸手術のダウンタイムと回復期間のリアル
バストアップ手術後のダウンタイム実態と回復のポイント
豊胸手術を検討される患者様にとって、術後のダウンタイムや回復期間は非常に気になるポイントです。本記事では、代表的な豊胸術式ごとの回復期間、痛みのコントロール方法、日常生活への復帰時期など、現場の美容外科医の視点から詳しく解説します。
目次
- ・主な豊胸術式の違いと特徴
- ・手術ごとのダウンタイムと回復スケジュール
- ・術後の痛みと日常生活の注意点
- ・回復を早めるためのセルフケアと医師のアドバイス
- ・まとめ:患者様が知っておきたいリアルな回復プロセス
主な豊胸術式の違いと特徴
豊胸手術には大きく分けて3つの主流術式があります。それぞれの術式によって、ダウンタイムや回復期間が大きく異なります。
- ・シリコンバッグ挿入法:アラガンやメンターといったFDA承認のインプラントを乳腺下または大胸筋下に挿入する方法。形状や大きさのコントロールがしやすいのが特徴です。
- ・脂肪注入法(コンデンスリッチファットやピュアグラフトなど):自身の脂肪を採取し、特殊な処理を施してバストに注入。自然な触感が特徴ですが生着率に個人差があります。
- ・ヒアルロン酸注入法:比較的手軽でダウンタイムが短いが、持続期間は半年~1年程度。
このように、術式の選択によってダウンタイムや回復の流れが大きく違うため、自分のライフスタイルや希望に合わせて術式を選ぶことが重要です。
手術ごとのダウンタイムと回復スケジュール
それぞれの術式ごとに、患者様の実際の回復スケジュールを詳しく解説します。
シリコンバッグ豊胸の場合
- ・術後1~3日:入院または自宅安静。痛みや張りが強いため鎮痛剤の内服が必要です。
- ・術後1週間:腫脹、内出血がピーク。抜糸は5~7日目(主に腋窩アプローチの場合)。
- ・術後2週間:日常生活の多くが可能に。ただし重いものを持ったり、激しい運動は制限。
- ・術後1ヶ月:ほぼ通常生活に復帰。ただしインプラントの位置安定やマッサージ指導は続きます。
- ・術後3~6ヶ月:最終的なバストの形が完成し、違和感もほぼ解消します。
脂肪注入豊胸の場合
- ・術後1~2日:脂肪採取部位、バスト部位ともに強い腫れや内出血が出ます。
- ・術後1週間:脂肪採取部位の圧迫固定が必要で、歩行や座位時に違和感あり。
- ・術後2週間:腫れが引き始め、内出血も徐々に改善。バストは硬さや違和感が目立ちます。
- ・術後1ヶ月:通常の生活にほぼ復帰できますが、脂肪の生着率観察のため再診が必要です。
- ・術後3ヶ月:脂肪の定着がほぼ安定し、最終的なバストサイズが決まります。
ヒアルロン酸注入豊胸の場合
- ・術後当日~翌日:わずかな腫れや内出血、軽度の痛みがある程度。日常生活の制限はほぼありません。
- ・術後1週間:注入部位の違和感が残る場合もありますが、ほとんどの方が通常通りの生活に戻れます。
術後の痛みと日常生活の注意点
術後の痛みは術式によって異なりますが、共通して以下のポイントを押さえておくと安心です。
- ・シリコンバッグ豊胸では大胸筋下に挿入した場合、筋肉痛に似た痛みが3~7日続くことが多いです。医師から処方された鎮痛薬を適切に使用することが大切です。
- ・脂肪注入の場合は、バストだけでなく脂肪採取部位(大腿、腹部など)の圧痛や腫れにも注意。圧迫固定を指示通り守ることで回復が早まります。
- ・ヒアルロン酸の場合は痛みはごく軽度。強い運動や揉みほぐしは1週間ほど控えましょう。
また、どの術式でも、術後1週間程度は入浴を避けシャワー浴とし、感染予防のための清潔保持が必要です。ブラジャーは術式と医師の指示により、専用のサポートブラを装着する場合があります。
回復を早めるためのセルフケアと医師のアドバイス
術後の回復をスムーズにするために推奨されるセルフケアや、医師からの注意事項をまとめます。
- ・規則正しい睡眠とバランスの良い栄養摂取を心がけることで、組織の修復が早まります。
- ・喫煙や過度な飲酒は創傷治癒を遅らせるため、術後しばらく控えましょう。
- ・シリコンバッグでは、術後のマッサージやストレッチを指示通り行うことでカプセル拘縮の予防になります。
- ・脂肪注入では、過度な圧迫や急激なダイエットを避けることが生着率向上のポイントです。
- ・術後異常(強い痛み、発熱、赤みや腫れの悪化など)があれば必ず早めに主治医へ相談を。
まとめ:患者様が知っておきたいリアルな回復プロセス
豊胸手術のダウンタイムや回復期間は、選択する術式や個人の体質によって異なりますが、一般的な目安を知っておくことで安心して施術に臨むことができます。術後の経過観察やセルフケアを怠らず、気になる症状は早めに医師へ相談することが、理想のバスト実現への近道です。手術前にしっかりとカウンセリングを受け、ご自身に最適な方法と回復計画を立ててください。