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小顔治療の最前線~フェイスリフトと脂肪溶解注射の違いと選び方~
理想のフェイスラインを目指す!小顔治療の選択肢とその特徴
近年、顔の大きさや輪郭にコンプレックスを抱える方が増え、小顔施術に関するご相談が増加しています。小顔を目指す美容医療にはさまざまな術式があり、患者様の目的やご希望、顔立ちによって最適な方法が異なります。今回は、特にご相談の多い「フェイスリフト」と「脂肪溶解注射」にフォーカスし、それぞれの術式の特徴や効果、リスク、適応について現役美容外科医の視点から解説します。
目次
- ・小顔治療の代表的な選択肢
- ・フェイスリフトの詳細と効果
- ・脂肪溶解注射の詳細と効果
- ・術式の比較と適応の違い
- ・まとめ:自分に合った小顔治療の選び方
小顔治療の代表的な選択肢
小顔を目指す際、どのようなアプローチがあるのかを把握することは非常に重要です。主な術式は以下の通りです。
- ・皮膚や脂肪、筋肉を直接引き上げる「フェイスリフト」
- ・脂肪細胞を溶解する「脂肪溶解注射(メソセラピー)」
- ・エラの筋肉を縮小させる「ボトックス注射」
- ・脂肪吸引や糸リフトなどのミニマルな施術
今回はこの中でも特にご要望が多いフェイスリフトと脂肪溶解注射に焦点をあてます。
フェイスリフトの詳細と効果
フェイスリフトの術式と適応
フェイスリフトとは、加齢や重力によってたるんだ皮膚・皮下組織・SMAS(表在性筋膜)の一部を引き上げ、余分な皮膚を切除して縫合する、美容外科領域で最も本格的なリフトアップ施術です。
主な術式は以下の通りです。
- 1.切開フェイスリフト(耳前~耳後ろにかけて切開)
- 2.ミニリフト(切開範囲を最小限にしたリフト)
- 3.SMASリフト(筋膜層ごと引き上げる本格的な方法)
適応は、中等度以上のたるみや皮下脂肪の下垂、ほうれい線の深さ、マリオネットラインの強調、頬やフェイスライン全体のたるみなど、しっかりとしたリフトアップが必要なケースです。
フェイスリフトの効果とダウンタイム・リスク
- ・余分なたるみを根本から改善し、若々しいフェイスラインへ
- ・術後は腫れや内出血、感覚鈍麻、傷跡のリスクあり
- ・術後1週間程度で抜糸、腫れやつっぱり感は2~3週間目安で改善
- ・効果は5~10年と長期間持続
脂肪溶解注射の詳細と効果
脂肪溶解注射(メソセラピー)の特徴
脂肪溶解注射とは、デオキシコール酸やフォスファチジルコリンなどの薬剤を頬や二重顎などの気になる部位に直接注入し、脂肪細胞を化学的に破壊・溶解する施術です。
脂肪吸引に比べてダウンタイムが短く、切開や縫合が不要な点が特徴です。
脂肪溶解注射の効果・適応とリスク
- ・ピンポイントで脂肪が多い部位のボリュームダウンに有効
- ・腫れや赤み、軽度の痛み・硬結が数日~1週間
- ・1回で劇的な変化は少なく、2~4週間ごとに複数回施術が推奨
- ・たるみが強い場合は効果が限定的
術式の比較と適応の違い
両者は目的や効果、ダウンタイム、適応患者層が大きく異なります。
| 項目 | フェイスリフト | 脂肪溶解注射 |
|---|---|---|
| 主な目的 | たるみ改善・輪郭修正 | 部分的な脂肪減少 |
| 施術方法 | 切開・縫合(SMASリフト等) | 注射による薬剤注入 |
| ダウンタイム | 1~2週間 | 数日~1週間 |
| 効果持続 | 5~10年 | 半年~1年以上(体質次第) |
| 適応 | たるみ・皮膚の余り | 脂肪の厚み |
まとめ:自分に合った小顔治療の選び方
理想の小顔を目指す上では、骨格・脂肪・皮膚の状態を専門医がしっかり診断することが大切です。
たるみが主因ならフェイスリフト、脂肪の厚みが主因なら脂肪溶解注射と、原因ごとに施術を選択するのが最も効果的です。また、両者を組み合わせたり、ボトックスや糸リフトなど他の施術と併用することで、より理想のフェイスラインに近づけることも可能です。
ご自身に合った最適な治療法を選ぶためにも、美容外科専門医のカウンセリングを受けてみることをおすすめします。











